自分の完全性に目覚める日

杉並区西荻窪のサロン、てるこの部屋です。

 

 

夫が亡くなってもう8か月以上過ぎました。4月のウエサクの満月のシフトで私たち夫婦の地球上での役割も解消しました(無理やり解消したのではなく、そうなったんです!その直前まで何日間か自分が壊れそうなほどの激しい悲しみが襲ってきていました)。あの日からキレイサッパリ「可哀そうな私」というドラマに入り込むことがなくなりました。身体も心も軽くなりました。これはやっぱり宇宙のサポートが入っているとしか思えません。そして悲しみや寂しさがなくなったのと引き換えに、愛や感謝がどんどん拡がっています。それは夫への愛や感謝のみならず、すべてに対するものです。溢れんばかりの思いで胸がいっぱいになってしまうこともしばしばです。

自分が愛について書く日が来るなんて思ってもみませんでした。今まで私は愛というものが全くわかっていなかったんです。以前は、愛とは親子や夫婦などの誰かと誰かの間に生まれる優しさや甘い感情やムードだと思っていたんです。もちろん、それも愛の一種でしょうが、私が今感じているものはもっと安心というか、宇宙の神秘というか・・とにかく言葉では言い表せないものです。あえて言葉にすれば、この宇宙すべてから愛されているという感覚でしょうか。そのままで完全にOKだよと言われている感覚なんです。

よく自分を愛することが大事だと心理学でも精神世界でも言われていますが、それはかえって難しいのでは?と思っています。やって出来るんだったらとっくにやってますよね?愛するということがいつの間にか(愛さなくてはいけない)と義務になったりすると息苦しくなります。それに・・愛するというのはDO(行動)ですよね。もちろん行動は大切ですが、愛とは私的にはBE(在り方)なんです。ベクトルがどこにも向かわない状態なんです。

 

 

最近、生前の夫がなぜあんなに平穏でいたのかよく考えていました。それはきっと100%完全に自分は神から愛されていると知ってしまったからです(夫は何の信仰も持っていませんでしたが、という言葉を使っていました。宇宙と言ってもいいし、大いなるものと言ってもいいでしょう)。皮肉ですが、ほとんどすべてのものを失った時にそうなりました。真っ暗闇の中で泣いていた時に聞こえてきた声「生き続けなさい」、夫はその時「ありがとうございます。ありがとう。ありがとうございます。ありがとう。ありがとう・・・」と延々と言い続けました。その日、夫の長い長い旅は終わりを告げたのです。(後に夫は、自分を助けていたのは未来の自分だったと気づいたようです・・彼は真夜中に飛び起き「カエザルは未来の僕なんだ!!!」と叫んだのです。自我の自分が自我の自分を愛するということは困難ですが、真我の自分は時空を超えて愛し、助けているのです!)

ほとんどの人が自分は完全ではないという思いを抱えて生きているでしょう。だから、このままではいけない、頑張らなければいけないと思い込んでいます。しかし、それをひっくり返さない限り、永遠に不足感を感じ続けるしかありません。なぜって、真実は元々私たちは完全だからです。完全なものをこれ以上完全に出来るわけがありません。「完全ではない」という思考を引き剝がすしか方法はありません。私たちは誰もが(大きな声では言えないけれど、たぶん凶悪犯罪者であろうと)完全に愛されています。

 

 

今、どん底にいるならば、それはとてもラッキーです。おめでとう、目覚めは目の前です。もう今までの何もかも通用しなくなった時、何も作戦が立てられなくなった時、思考は降参し自我が収縮しあなたは無言になります。その時こそ真我の声が聴けるようになるのです。ただそれだけなのです。真実はいつも全力で守られ、愛され、赦されていたのです、本当の自分から!そのことに気づく日、それがあなたの本当の誕生日です。それが真実のあなたの姿なのです。

 

君もわかってきたじゃないか~!
 

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この記事を書いた人

福井てるこ

20代はプロの舞台俳優として全国を回り、33歳から鍼灸の道に入る。