今年は「内なる光」が輝く年 その②

さて…今日も高木悠鼓さんの著書「人をめぐる冒険」からたっぷり引用させていただいております。高木さんは、人間は非常に複雑な存在であり、その複雑さが人生に多くの問題ドラマを生み出すと仰っています。その複雑さの理由の一つは、人間は自らの中に動物人間の意識を内包しているからと書かれています(確かに動物の中には動物意識しか入ってないですからね。動物は大体同じですが、人間にはヒットラーのような人もいれば、マザーテレサのような人もいますからね。そして、人間は自動車作ったり飛行機作ったりとどんどん進化していきますが、動物はシンプルというか、進化はしないですもんね。百年経ったら犬がビル作ったりとかはしないですからね~)。

(フンッ、人間って偉そうだ!)

高木さんは著書の中で人間の霊的進化には3段階あると書かれています。

生存のレベル=動物的意識の段階
現在まだどこの国や民族でも、このレベルの意識が圧倒的多数を占める。このレベルの意識の主眼は生き延びることにあり、生活のほとんどすべては、肉体を生存させるためにある。その行動規範は、「何かを得ること・持つこと」にある。私たちが、自分の生活のことをあれこれ心配する時や、自分や自分の所属する集団(会社、家庭、国家など)の存続のために他者と競争しなければいけないと思う時も、この意識レベルにある。また、エゴが未発達で、自分のエゴにも他人のエゴにも、ほとんど気づいていない。

自己実現のレベル=人間意識の段階
①のレベルを通過すると、他者とは違う(自己)の確立が意識の中心を占めるようになる。この意識レベルでは、自己拡大自己実現自己表現をするために、「様々なことを行い・体験すること」を強く望む。自己を確立する過程で、自分のエゴと他者のエゴに気づき、自分の価値観と自分が所属する共同体(家族、学校、国家)の価値観の違いからくる軋轢、葛藤もしばしば経験する。いわゆるニューエイジ的思考とか成功哲学とか呼ばれているものは、すべてこの意識レベルの育成に役立つものである。この段階の完成がいわゆる人間の完成である。

存在のレベル=神意識の段階
②のレベルを通過し、人が自己を確立し、(完全なるエゴイスト)になる時、人の意識は自然に自己を越えたものへと向かうようになる。このレベルが始まる時、自分は一人の人間であり、個体であるという意識の崩壊が始まる。この意識レベルの主眼は、「何かを得る・持つこと」でも、「何かを体験すること・行うこと」でもなく、「意識して存在していること」にある。この意識に完全に定着して、自己を越えたものを見てしまった人は、自分のエゴも他人のエゴも受け入れることができ、自分を抑圧することなく、他者のことを真に考えることができる。人間意識の崩壊が完成した時、いわゆる<悟り>とか<覚醒>という現象が起こる。

私が二十歳くらいの時にシャーリー・マクレーンの「アウト・オン・ア・リム」が流行りました。40年近く前のことです。あれで一気に精神世界に目覚める人が出てきました。私ももちろんそうでした。今思えばあれは①動物意識②人間意識③神意識へと進化していく人の霊的成長のお話ですね。

しかしまだまだ一般的には①の動物意識から②の人間意識に上がろうとする人や方法が断然主流だと思います。人には住み慣れた意識レベルがありますから、一気に登るのは無理がありますしね。そして、今世では動物意識を全うしたい(お金をたくさん稼いで他人よりいい家に住みたい、いいモノを持ちたい。誰かを泣かせても自分だけは快楽をたっぷり楽しみたい)と決めてきた魂さんもおられるでしょう。それはそれで動物意識の段階をしっかり全うしていて、計画通りにいっているということかもしれません。

ちなみに③の存在の神意識のレベルというのは、別に超能力が使えるとか神がかっているとかではないです(笑)②で人間意識になった人は、自己の思考や感情をしっかり意識することが出来るようになって、創造のパワーをしっかりコントロールできるようになります(いわゆる願望達成や自己実現ですね)。しかし、それが最終段階ではないのです。③の段階になると今度はそれも手放し、宇宙の流れに乗って、ただただ宇宙に使って頂く…そんなイメージです。私が思うに③の神意識とは宇宙と調和したいわゆる安心立命の境地なのではないかと思うのです。流れに任せて自分がやりたいことをやっていると自然にみんなのためになっている…みたいな感じではないかな。それが私の理想です。今、そういう人がどんどん増えていってますね。

あれれ~、また長くなっちゃう。続きは明日のブログで (‘ω’)ノ

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この記事を書いた人

福井てるこ

20代はプロの舞台俳優として全国を回り、33歳から鍼灸の道に入る。