がんになりやすい?口ぐせ

おのころ心平さんの「がんにならない人の3つの習慣」に
こんなことが書かれてありました。


ー避けておきたい17の言葉づかいー

「絶対」
「対を絶つ」ことで、他の意見を遮断してしまいます。

「二度と」
絶対に似た言葉で、二度としない、二度目は許さないなど、一度目のその衝撃的な失敗体験を
強調する言い回しです。それだけ深く記憶に刻まれたということを表しており、トラウマと化して
います。

「必ず」
これも絶対の類語です。必ずやり遂げる、というように、失敗の許されない状態を示しており、
そういう誰かからのプレッシャーの中で生きてきた人生を表しています。

「微塵も」
この言葉を聞いたときは要注意です。日常会話に滅多に出てくる言葉ではありません。これを
使う人は普段から完璧主義を求められている立場かもしれませんし、自分に間違いはないことを
誇りにしているのかもしれません。

「まったく」
「まったくもって」「まったくもう」「まったく困ったもんだ」まったくとは、全くと書きますが
「すべてにおいて」という意味で自分がこのような目に遭うのは、すべてにおいて「~のせい」
というニュアンスを含みます。

「困るんです」
「まったく」と同じく、自分はちゃんとやっているのに、「~のせい」で私も迷惑をこうむって
いる、というアピール、自分への責任の遮断を示しています。いっしょに善後策を取ろう、自分も
何かできるんじゃないか、などの自己変容をも遮断しています。

「全然」
これも「まったく」と同じくすべてという意味です。本来、全然とは「全然おいしくない」や
「全然面白くない」など否定形を伴って使うのが基本だったのですが、今では、「全然平気」
「全然大丈夫」「全然OK」などと、肯定を強調するのに用います。「全然~」とは揺らがない、
曲げない、影響を受けない、というニュアンスで、干渉されることを遮断する言葉でもあります。

「完璧に」
「完璧な演技です」「完璧にこなす」などは日常会話でよりも、スポーツの解説や新聞での論評
などで見かける表現かもしれません。これが口をついて出るときは、何かに対し、大きな期待感の
あるときです。同時に期待外れを許さないという思いも示しています。

「しっかり」
よく使われる言葉ですが、これが口ぐせになっている人は、自分が休むことに罪悪感を感じる人が
多いようです。同時に人が休むことにおおらかになれません。

「ちゃんと」
「やればできる」「できないのは集中していないから、怠け心があるから」という意図を言外に
宿しています。

「情けない」
「しっかり」「ちゃんと」と同じように相手や自分への期待感があり、それが失望にかわったときに
口からでる言葉です。これをしょっちゅう使っている人は、周囲や世の中に裏切られ続けた、という
ことを暗に示しています。

「くそっ」「おい!「おいおい」
これは口に出しても小声でしょう。あるいは頭の中を何度もリフレインする言葉かもしれません。
要は相手への罵声欲求ですが、小声や頭の中では、自分自身に言っていることになります。

「だから」
「さっき言ったでしょ」「わかってないね」「君の思考は浅いんだよ」「バカなんじゃないの」と
いうような言葉が続きやすい言い回しです。上から目線はぬぐえません。

「なんて言えばいいんだろう」
言葉が見つからないという意図よりも、私の気持ちをあなたは理解できないのだろうか、という
ニュアンスを含み、「ペースは私が握ります」「私には私のルールがあります」ということを暗に
訴えています。

「なんとなく」
自分の考えをはっきりさせない、キリが悪い、もやもやした感じを相手に抱かせます。

「無理です」
したくない、拒否、あなたに合わせたくない、こんな状況にいたくない。転じて自分のポジションを
変えたくない、いっしょにされたくない、自分は違うという意図を示しています。

「最悪」
最悪とは、本来、もっとも悪い状態、あるいはもっとも「悪」ということです。たとえるなら、
最低の悪者、最大の悪事、最強の悪魔、、、、。しかし、人生最大のもっとも悪いことって、そう
起こるものでしょうか?「最悪だ」「最悪~」を連呼する人の心理は、なんて自分は不運なのだ、
どうしていつもこうツイてないんだ、という不当な境遇に対する不平を表明しています。あるいは、
私の前の前にこんな事態が生じている、なんで私がそんな事態に巻き込まれなければならないのか、
といった被害者意識、また、なんでそうなるのよ?という投げ出し感です。

うーむ、私も使っている言葉がありました。
これらの言葉の共通点は、コミュニケーションの遮断だそうです。
がんは関係性の病とも言えるそうです。
相手を遮断しているということは、
実は、自分自身を遮断しているのかもしれません。
自分自身との不調和かもしれません・・・

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この記事を書いた人

福井てるこ

20代はプロの舞台俳優として全国を回り、33歳から鍼灸の道に入る。