「僕は、君を幸せにすることはできない」

これは、夫の私に対するプロポーズの言葉です。
え?普通は「幸せにするから結婚して下さい」だろうって?


その続きがあるんです。
「僕は、君を幸せにすることはできない。
君が幸せを感じるような環境を作るよう努力する。
でも、幸せを「感じる」のは、本人なんだ。
君が、幸せを感じるかどうかなんだ。」
何だかわからないけれど、幸せにしてくれそうなので結局結婚してしまいました。
私はずっと、誰かが自分を幸せにしてくれると思っていました。
自分を幸せにしてくれそうな人を探し続けていました。
また、どこかに行けば幸せが見つかるのではないかと思っていました。
いろんなところに勉強に出かけ、開運スポットに出かけ、探し続けました。
でも、どこにも幸せは見つかりませんでした。
誰も、幸せにしてくれませんでした。
幸せに「なる」ことは出来ません。
幸せは、「感じる」ものだから。
幸せの状態をずっとキープすることもできません。
幸せは、様々な感情のうちの1つだから。
感情は、移りゆくものだから。
相田みつをさんも言っているじゃないですか。
「しあわせは じぶんの こころが きめる」
幸せをより多く感じることができれば、「幸せな人生」かもしれません。
幸せや喜びや楽しさをより多く感じることは、人間として成長している証のようです。

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この記事を書いた人

福井てるこ

20代はプロの舞台俳優として全国を回り、33歳から鍼灸の道に入る。