不幸から脱出できない理由

最近また「心理技術」を学び直しています。いったいどれだけ勉強するんだと言われそうですが、ま、一生でしょうね。やればやるほど、わからないということがわかってくるんですよね(笑)

さて・・・この「心理技術」とは梯谷幸司先生が開発された「病人でいることをやめる・やめさせる心理技術」というもの。心理学・脳科学・言語学などに基づいて創られています。言葉で病気をやめるものなのです。(もちろん病気以外でも何でも対応します!

最初に学んだのは昨年の2月頃だったのですが、それから1年半くらいで私自身も大きく変わりました。もう一度テキストを読み返すと「はは~ん」と内容がわかるわかる!それというのも実践を積み重ねたからですが、学びを深めるうちにぼんやりしていた自分自身のことに気づいてしまったのです。

実は7月から自分自身の大浄化祭りと称して、様々なセラピーを受けまくっていました(笑)するとキネシオロジーで「生きる意欲がない」というものが身体に入っていることが判明したのです!キネシオロジーとは筋反射で身体の声というか潜在意識の声を探っていくものですが、確かに!と納得しました。「生きる意欲がない」に思い当たるふしがあったのです。(そして、「この世は地獄だ」というのも入っていました・・・!)

実は私が母のお腹にいた頃、父は蒸発してしまったのです。2年くらいして父は戻ってきたのですが、その時の妊娠時の母の絶望をしっかりとムードと言うかエネルギーで感じてしまったのです。そして、胎児の頃はもちろん自己が確立しておらず母親と一体ですから「生きる意欲がないほどの絶望」を自分のものと勘違いしてしまったのです。(私は催眠療法もしていますので、胎児期退行の催眠もしています。丁寧に丁寧に感じていきます。そして書き換えます。ご興味ある方は催眠療法のページにどうぞ。)

これは「パワーかフォースか」のディビッド・ホーキンズ博士の17の意識レベルで見てみると、「無力感」のレベルです。何をやっても駄目だよね~、私が上手くいくはずはないよね~と信じている意識状態にいるのですから、何をやっても上手くいくはずがなかったのです。(ちなみに・・・自分が真実だと信じていることが真実になると私は考えています。そんな考えはバカバカしいと言う方はここから先は読まないほうが良いですよ~)

幸せになろうと努力して顕在意識レベルであれこれやったり対症療法的なセミナーに行ったりしてあがいてもなかなか変わらなかったのは、根本的なところ(前提)に「この私が、幸せになんてなれるわけがない」という信じ込みがあったからなんです。アクセルとブレーキを同時に踏んでいるようなもので、空回りしていたんですね。(ちなみに・・・エゴ(自我)は特別感が大好きです。特色もない普通な私っていうのはエゴにとってつまらないんですよね。だから不幸や絶望ってエゴにとって美味しいもの、大好物なんです。ここもなかなか脱出出来ない理由の一つだと思います。まぁ、これが自分と思ってきた悲劇の物語を木っ端みじんにぶっ壊されて、普通の平平凡凡なシンプルな事実だけになるのがつまらないと、潜在意識はわかっているのかもしれませんね~。不幸や絶望はとっても分離感を味わえますし、ま、個人感というか個的な感覚を味わいたい人にはうってつけですね~。)

 

 

そして、潜在意識に「無力感」を持ち続けていたためにずっと無力感を感じるような人生を歩んできたことに合点がいきました。自分は何をやってもだめだ、決してうまくいくはずがないという状態に慣れ親しんでいたし、その慣れ親しんだ土地から離れるのが怖くなっていたのです。

生物にはホメオスタシス(恒常性)があるので、今の状態を保とうというのが普通なのです。上手くいってはダメなのです。上手くいくことは異常事態であり、恐怖なのです。だから私は・・・絶望を感じさせてくれるような夫と結婚し、絶望を感じさせてくれるような主治医にあたり、生きる意欲をなくし続け、ホッとしていたのです。(夫が悪性脳腫瘍の告知をされた時、「やっぱり~」という言葉が浮かんできました。どこかで私にはひどいことが起きるってずっと思い込んでいたのでしょうね。)

わかりますか?「生きる意欲をなくすほどの絶望」に安心感を得ていたのです!頭(顕在意識)では嫌だ嫌だと言いながら、潜在意識では「私はココにピッタリ!ここから一歩も動かないわ。塀の外の世界なんて想像もつかないわ(って進撃の巨人か!)」・・・ああ、なんてことなんでしょうね~。信じ込み、観念、慣れ親しんだ感情・・・顕在意識と潜在意識を勉強すればするほど、びっくりします。

さて、あなたが今いるところはいちばん安心できる場所です。安心できるレベルです。ここから脱出するのは負荷がかかりますよ。未知の領域かもしれません。それでも脱出しますか?しませんか?って話なんです!

なので・・・私が行っていることほぎセッション病気をやめるカウンセリングは、慣れ親しんだ状態から本気で脱出したいんだという方しかやってきません。てるこの部屋に行ったら変わってしまうと潜在意識のレベルでキャッチしてしまうので、モニターを100人やらせて頂いた時は、日にちを間違える人や辿り着けない方もいらっしゃいました(笑)もうここにはいたくない、本気でここから脱出するんだ!そういう意識になったら本当に本当に素晴らしいことです。不幸という状態で均衡が保たれていたところを崩す絶好のチャンスなので、ぜひお手伝いをさせて頂きたいです。

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この記事を書いた人

福井てるこ

20代はプロの舞台俳優として全国を回り、33歳から鍼灸の道に入る。