からだと潜在意識を整えて、楽で自然に生きる!福井てるこです。
Osho禅タロットの一枚、「Letting Go」です。心に染み入ります。先日自分の仕事について尋ねてみたのですが、最大のギフト・常に思い出す必要のあるものとしてこのカードが出ました。
<解説を読んでみましょう。>
早朝のこの蓮のイメージを見ると、一滴のしずくが落ちたばかりなのだということが水の波紋からわかります。それはかけがえのない瞬間であり、強く私たちに訴えかけてくるものがあります。重力に任せて葉から滑り落ちることで、しずくはそれまでの自己確認(アイデンティティ)を失い、下の水の広がりに加わります。落ちる前にしずくは震えたに違いないということは想像できます。すでに知っているものと、知ることのできないものとの瀬戸際で。
このカードを選ぶということは、何かが終わっている、何かが完結していることが確認されたということです。なんであれ、-仕事、関係、あなたが愛してきた家庭、とにかく、これまで自分とは誰なのかをはっきりさせるための助けとなってきたに違いないものーそれを手放し、去って行かせる時です。しがみつこうとせず、どんな悲しみも受け入れてー。より大きな何かがあなたを待っています。発見されるべき新しい次元がそこにあるのです。あなたはもはや戻ることのできない地点を越えてしまい、重力が働いています。それと共に行きましょうーそれは解放を意味しています。
存在にあっては、優れている人は誰もいないし、劣っている人も誰もいない。一枚の草の葉も大きな星もまったく平等だ。だが、人間は他のものよりも高い地位を占めたがる。だからこそ、人間はたえず戦わなければならないのだ。この戦いからあらゆる複雑さが生まれる。無垢な人とは、戦うことを放棄した人のことだ。より高い位を占めることにはもはや興味のない人、自分は特別なのだということを行動で示し、証明することにはもはや興味がない人のことだ。一輪の薔薇の花のように、あるいは蓮の上のしずくのようになった人のこと、この永遠の一部になった人のこと、溶け、溶け去り、大海とひとつになり、まさにひとつの波になった人のこと、「私」という考えがない人のことだ。「私」の消失こそが無垢だ。
(Osho禅タロットより)