治そうとすることが病気?!

ことばの鍼も使います!
心とからだの鍼灸師福井てるこです。

 

月の一度の大切な勉強会で講師の先生がこうおっしゃいました。「治そうとすること自体が病気なんです」ギャー、なんて誤解されそうな発言なんでしょう!誰でも病気は治したいですからね。当たり前すぎる話です。しかし、治そうとすることが病気だなんて!う~ん、しかし何か心に引っかかった言葉でした。

例えば、「癌を愛しなさい、そうすれば治る!」ということは最近では普通に言われていますよね?とっても素敵な考えです。こういう言葉って誰が言うのかでも違いますが、まず愛することが重要で、治るというのは結果なんです。治らないかもしれないんです。それをこういう考えを病気治しの作戦と捉えるとうまくいかないような気がします。それを超えたところに本当の治癒があるような気がしてならないんです。そして、それはもちろん治る治らないを超えているので、治らなくても問題はないのです。(あ~、言ってしまった~かなり語弊がありますよね、これ!)

 

 

「病気は治そうとすると治らない」長らくホスピスの活動をやってきた瞑想指導者のスティーブン・レヴァインも言いました。治そうとすることにエネルギーを使うのではなく、今という瞬間に自分を完全に開き、人生のどんな小さな変転をも心から受け入れる姿勢が最高の死の準備になると。そして、自らを開いた結果、死への道が整う代わりに、想像を絶するレベルの治癒に手が届くようになった人々がいた、と。どうやら、自分を愛し、起こることを受け入れ生きることが最高の癒しになるのは間違いないようです。

だから、治そう治そうとすること自体が人生の流れへの抵抗になってしまう可能性があるのです。勉強会の先生はこうもおっしゃいました。「自分で決めたことしか起こらない」そうなんです、自分が許可していることしか人生には出現しません。いやそんなことはない、自分は癌なんか許可した覚えはないぞとあなたは言うかもしれません。しかし、顕在意識ではなく潜在意識では病気を望んでいたかもしれないのです、、、。表面的な話ではないのです。だから時間はかかりますが、今まで避けてきた見ないようにしてきた感じないようにしてきた部分を見て感じていくことが重要だと思っています。

この話は私が私に突き付けているんです。私自身が、命や生きること、人生をどう捉えているのか、、、それが重要なんです。だから、シンプルな話です、本当は。私はこの人生で何を大切だと思っているのか、嘘はないか、調和を生きているのか、、、「私はどう生きたい?」いつもこう問いかけ生きていこうと思っています。

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この記事を書いた人

福井てるこ

20代はプロの舞台俳優として全国を回り、33歳から鍼灸の道に入る。