私は出来ない子

ことばの鍼も使います
心とからだの鍼灸師福井てるこです

 

「病人でいることをやめる・やめさせる心理技術」の中に、ストラテジー・パターンを探るという重要な技術があります。ストラテジーとは戦略という意味です。「人は叶わないと思っている望み」や「限界」を考えようとすると、強いストレスを感じます。そして、それを遠ざけ考えないようにしてしまいます。しかし、そこに病気や問題を継続させる信じ込みが隠れているというのです。

先日の心理技術の講座では、なんと私がモデルになりました。私の限界をみんなの前で梯谷先生に暴かれて(笑)しまったのです。心理技術は心理学や脳科学、言語学に基づいて作られています。様々な質問を受けて自分が限界と思っているところが明るみになってしまいました。

治療院の運営で毎日いろいろ頑張っているわけですが、なんと「私は出来ない」という信じ込みがあったのです。これでは上手くいくわけがないのです。上手くいってはダメなのです。自分が強く信じている「私は出来ない」を証明するために現実が創られていくのですから。信じ込みってあまりにもナチュラルになっていて、ムードみたいな感じです。自分を縛っている信じ込みは、自分ではなかなかわからないものなんですよね~。

 

 

梯谷先生の質問で、私は小学二年生の頃の図工の授業の一コマを思い出しました。大好きだった塚原先生。いろんな色を重ねていくにじみ絵みたいなものを描く内容でした。私は絵を描くのが大好きで自信もありました。先生の指示で、赤、青、黄色・・と色を重ねていきます。ところが夢中になり過ぎて、一瞬、先生の指示を聞き逃してしまったのです。「あれっ?何の色を重ねるんだっけ?あ・・わかんない・・・」心臓がバクバクとしてきて頭がカァーッとなってしまい、手が止まってしまいました。みんなはどんどん描いているのに、自分だけ取り残されてしまったのです。わぁ~~~~ん。私は泣き出しました。どうしたらいいかわかんない~~~すると大好きだった塚原先生がめんどくさそうに「あ~~」とため息をつきました。(この子はいつもこうなんだから、全く世話の焼ける子だわ、ダメな子、出来ない子・・・)まるでそう言っているように私には見えたのです。

私はその日から「ダメな子、出来ない子」になりました。塚原先生のめんどくさそうな顔は時々思い出すことがありましたが、私の人生にこんなに影響を与えていたなんて驚きました。どんなに努力しても「私は出来ない」が潜在意識に入っていたので、出来る人にはなれなかったのですね。もちろん梯谷先生の処置で記憶を無効にしたので、これからはサクサク出来る子(笑)になるでしょう。

実はここのところ、毎週のように何人かの友だちから「てるちゃんはいろんなことが出来てすごい!」って言われていたのです。何なんでしょうね~、これ。周りは「あなたはいろいろ出来る」と力づけてくれ、自分は「ううん、私は出来ないの」と全力で拒んでいた(爆)。これほどまでに認識がズレているのです。こういうズレを直していけば、勝手にいろんなことが上手くいき始めるのです~。さあ、あなたのズレはどんなところでしょう???

 

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この記事を書いた人

福井てるこ

20代はプロの舞台俳優として全国を回り、33歳から鍼灸の道に入る。