他人へのアドバイスは、自分へのアドバイス

私がつらつらと何気なく人様に話す会話や言葉が、
実は、私自身への重要なメッセージだったりすることがあります。
他人の中に見えるものは、自分のことなのですから当然と言えば当然ですね。


三年前のことです。
夫の悪性脳腫瘍が見つかる1週間前に、
私は聡明で有能な友人にメールを送りました。
家族の課題を抱える友人を私なりに励ましたいと思ったのです。
ところが、あとあと考えてみると、
友人に送った言葉は、ひよっとしたら自分のことかも、と思えてきたのです。
そのメールには、こんなことを書いていました。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・私は、頭と時間とお金をかけて
常識的な努力をしているあなたを尊敬しています。棚ボタはないからね。
これからの時代は、「行動・口に出す言葉・心で思うこと」の「身口意」が
一致した本物の大人しか生き残れないと思っています!
たいへんだけど自己変革して、自分の翼を大きくしたら(きっと○○ちゃん
(友人の名前)は大きな人になります)、その翼の中に人脈や金銭も入って
くると考えています。
自分と調和し自分を大切にしている人は休息や遊びが上手だよ。○○ちゃんは
頑張っているからハワイに行くことはホントに大切な御褒美だよ。・・・・」
「自分が変われば相手が変わる・・・セミナーで腐るほど聞いた言葉だけど
実際に自己変革するのはたいへんだよ・・・でもホントだと思います。小手先の
対応や場当たり的な会話では駄目で・・・自分がある時カパッと開いて、自分を
ホントに大事に出来たら家族が変わっているよ・・・。
自分と向きあわずに逃げていると、家族はさらに大問題を起こして、
○○ちゃんが嫌でも自分に向きあうようにしてくれます!」
おーおー、偉そうに語っちゃってますね、私。
今読み返してみても、これは私自身がなすべきことですね。
友人の○○ちゃんを鏡として、完璧に自分の課題を把握しています。
そう考えると、いろんな人と出会うのは、自分を知るため、
成長するためなんだなぁと思います。
そして、課題の解決方法もちゃんと最初からわかっているのですね。
課題出現と同時に答えも出現している感じです。
小林正観さんだったか、斎藤一人さんだったか、津留晃一さんだったかも
しれません(まったく、あいまいでごめんなさい!)。
「他人にアドバイスをしたいという衝動にかられたら、
まず自分がそのようにやってみること」ってありました。
だんだん、宇宙のしくみっていうものが私にもわかってきました・・・
ゲームのルールを把握するとクリアが早くなるのかもしれません。

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この記事を書いた人

福井てるこ

20代はプロの舞台俳優として全国を回り、33歳から鍼灸の道に入る。