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これは、「バタフライ効果」というものです。
気象学者のエドワード・ローレンツによる、蝶が羽ばたく程度の非常に小さな錯乱でも、
遠くの場所の気象に影響を与えるか?という問いかけと、
もしそれが正しければ、観測誤差をなくすことが出来ない限り、
正確な長期予測は困難になるという数値予報の研究から出てきた提言に由来しています。
なんのこっちゃと思われてしまうかもしれません。
「風が吹けば、桶屋が儲かる」と言ったほうがなじみやすいですね。
ごく小さな事象が、因果関係の末に大きな結果につながるという考え方です。
最初の意図や行動からは、まったく予測不可能なことが起こりうるのです。
「喜びから人生を生きる」のアニータ・ムアジャーニさんはこう言いました。
宇宙はすべて、クモの巣のように繋がっている。
自分は、クモの巣状の宇宙の中心にいる。
だから、自分が宇宙に影響を与えている。
自分が幸せなら、宇宙も幸せだと。
(自分のどんな思いも、ビビビビビ・・・と宇宙を振動させているようなイメージがします)
そんなことなんか、全く信じられないとしても、
事実はそうだと思います(私は、そう理解しています)。
私のちょっとした思いが、
私のちょっとした行動が、
未来の何かにつながるんです。
肯定的なら、たぶん肯定的な未来が。
否定的なら、たぶん否定的な未来が。
事態は、そんなに単純ではないかもしれません。
でも、一匹の蝶の羽ばたきが、
廻り廻って
地球の裏側でトルネード(竜巻)を起こすかもしれません。
私の願いは、明日は叶わなくても
1年後か、10年後か、30年後かには叶うかもしれません。
私の願ってきたことすべてが叶い、このような姿、事態になっているとも言えます。
今現在の自分の在り様は、今までの思いの総決算だという考えもあります。
だとしたら、今まで無意識的にしてきた部分に光をあて、意識化するのです。
潜在意識の割合を少なくする、といってもいいかもしれません。
潜在意識の巨大倉庫に自覚的に入っていき、暗闇にパチンパチンと電気をつけていくのです。
不用品だらけの巨大倉庫(自分の心)を断捨離する、これが催眠療法です。
よし何かやってみよう!この小さな思いが、何年後かに大きな違いを生み出します。