美しい友が逝ってしまいました。
本当に美しい人でした。
「本当に生きる気ある?」と
私が問いかけたら、
彼女の涙が止まりました。
毎晩泣いていた彼女はそれから
泣かなくなったそうです。
彼女は、自分が悲劇のドラマに
浸っていたことを認め、
そんな自分を許し受け入れました。
それでも、病気の勢いのほうが
強かったのか、天に召されました。
美しい友は強い人でもありました。
自分の意見をいつも正直に
勇気を持って伝えてくれました。
厳しい意見をもらったこともあります。
それ以来、私はあることを誓いました。
「私にいろいろ教えてくれた
美しい友よ。
どうか安らかな旅路を。」
こう祈った時、私のからだに
ビリビリと電気が流れました。
彼女が来ていました。
私は彼女に包まれました。
いつも何かと闘っていた彼女が
完全になったのだとわかりました。
身も心も完全に美しくなったのだと
わかりました。