宇宙一簡単な「サレンダー」

東京・西荻窪の鍼灸院、てるこの部屋です。

サレンダーとは「降参」とか「手放し」とかいう意味です。ひと頃流行った「引き寄せ」の真反対ですね。大いなるもの・宇宙の叡智・創造の諸力・サムシンググレート・神・高次・真我…それが何かは重要ではないんです(本当のところはわからないし、名前を付けて他のものと区別しているのは人間的思考ですからね!)。まぁとにかく、この世界には完璧なものや完璧な流れがあって(と私は理解しています)、それにすべて委ね任せて、結果には執着しないことがサレンダーだと(今のところは)考えています。そうそう…かつて、天才的にサレンダーが上手な人がいました。今は亡き夫のことです…。

さて…「てるこの部屋」には、様々な人生のお悩みや課題、身体的な症状や重い病気を持った方が来られます。中には癌などで厳しい宣告を受けた方もおられます。もちろん身体的な症状の方には「美座療法」で対応させて頂きます。そして、その時に「心の持ち方」を簡単にアドバイスさせて頂くことがあります。その心の持ち方の一つに不安・心配・恐怖のモチベーションで行動しないことをお勧めしています。いかに「安心」の心持ちでいられるか、それが今後の状態を分けるポイントだとも感じています。

病気で厳しい宣告を受けたりすると多くの方があっちの医者、こっちの病院と駆け回り、様々なお薬や漢方、サプリメント、はては怪しげな療法に突入しがちです。つまり執着の塊りになってしまうのです。かつて私も夫の悪性脳腫瘍のために沖縄のヒーラーに600万も払ってしまったので、周りからは(おいおい寄せよ、騙されてるぜ!)と見える程切羽詰まった状態は痛いほどわかります。心理療法や精神世界、ヒーリングを散々学んできた私でさえ(まぁ、それが当時の私の本当の意識レベルだったのですが)、医師の恐ろしい宣告に最悪の未来しか描けなくなってしまいました。

だからこそ、何をするかのDo(行為・行動)ではなく、どうあるかのBe(在り方)がポイントだと言えるのです。でも、この在り方というのは簡単ではありません。本当に簡単だったら、サレンダーを謳う書籍を読んだり、リトリートに参加したら誰もがサレンダー出来ちゃうはずですもんね。

その難しいサレンダー(正確にはサレンダーもどきかな(笑)を思考の壁が分厚かった私が今ではスル~ッと出来ています。てるこの部屋にいらしている方にもこれをアドバイスさせて頂くと、徐々にですが皆さんお出来になってきます。万人に合うかどうかはわかりませんが、ご説明させて頂きますね。

自我のコントロールを完全に手放すとピンチがチャンスに変わったり、想定外の良きことが起こったり、奇跡が起こる…私のブログをお読みになっていらっしゃる方なら(頭では)ご理解頂けるでしょう。(このブログ記事もお勧めです)ところが自我はまるで生き物のようなものなので、自分の生命の存続のためにあらゆる手段を使って抵抗します。つまり、自我を使わず、降参なんて最高に嫌なことなんです。だから自我は、自我を手放すことを「超危険」と認識してしまうのです。かつて、夫が言っていた言葉ですが「自我に自我を捨てさせるのは無理。泥棒に泥棒を捕まえさせようとするようなもの」だそうです。

なので、ほとんどの方が経験がないので「手放し」や「サレンダー」という状態をまるで雲を掴むような感覚で捉えています。そのイメージさえ出来ません。(執着を手放した)と思い込もうとしてもそれは自我で、やっぱり自分に都合のいい結果になることを握って手放せないんです。自我は「何もしない」ということがいちばん苦手です。瞑想をやったことのある方ならおわかりでしょうが、5分と経たないうちにあっちこっちに思考が飛びますもんね。じっとしているとか、行動しないとか、想像しないとか…そういうことが出来ないんです、誰でもね。

つまり、自我は何かしら仕事(行為・行動)をしたいのです。だから、それをやめさせるのはほぼ無理なので、逆に仕事をやってもらうのです。え?それじゃ、サレンダーにならないって?いや、だからサレンダーもどきなんです。

自我に、大いなるものに問いかけというか、お願いというか、繋がり続けるという仕事をやらせるんです。その際の私のお気に入りの言葉は「あなたは私が本当に望んでいることをすべてご存じですよね?だから、あなたにすべてお任せしますね。お願いしま~す!」というような感じです。

その際にいちばん大切なことは完全に自分の背負っている荷を下ろすことです。委ねたと思っても、重い深刻なムードが残っているならば、まだ自分がやらなければいけないと固く信じ込んでいて自我が主役になっているということです。それを、その主体を、自我ではなく宇宙になってもらう、つまり責任の主体を移すということなんです。

↑ 普通の人はずっと考えています。あれをこうしようとかこれをああしようとか、たえず失敗するんじゃないか間違えるんじゃないかと不安・心配・恐怖を前提に生きています。なので、自我のデータベースをフル回転させています。これがクッタクタに疲れる自我ベースの生き方です。

↑ 私がお勧めのサレンダーは、宇宙やエドガー・ケイシーが言うところの神(創造の諸力)が遍く自我以外の部分へたえず問いかけるのです。「私には全くわからないんです~。でも、あなたは完璧にご存じですよね?どうすればいいかを。それをすべてお願いしますね!」例えば先日も、玄関で靴を履くときに使う小さな低い椅子が欲しくて、Amazonで2時間くらいキ○ガイみたいに探しまくってしまったんです。そんな時ハッと我に返って「宇宙さん、うちの玄関に小さな椅子があるといいと思うんですが、どうもピッタリのが見つからないんです。あなたならご存じですよね~?ピッタリのを私に寄こしてください!」と。で、現れなかったらそれは今は必要ないんです。この時、私は完全に自分の荷を下ろしています。←ここ重要!

つまり、ある意味自分の責任はなくなるのです。重さや深刻さがなくなり、羽のようにフワ~ッと軽くなったら大成功。また重くなってきたら高次に問いかけるんです。これをある患者様は「宇宙への責任のなすりつけ」とおっしゃっていました(笑)まぁ、それくらい軽い気持ちでいられたらいいですね。

本当のサレンダーはすべてを手放して、サレンダーするからいいことを起こしてくださいねという取引や作戦も何もかもないと思うのですが、まぁいいじゃないですか。私のやり方はある意味、サレンダーもどきです。自我を出来るだけ使わなくなる心の練習といったところかな?でも、これだけでも十分にあらゆることが調和に満ち満ちてきますよ。ぜひ、お試しください~ (^_-)-☆

思考でガッチガチの方は上記の方法も出来ません。(そんなことをやったって無理だ)とか、無意識にある(自分はダメだ、自分にはいいことは起こらない)という信じ込みのエネルギーを私が木っ端みじんに破壊します(笑)ぜひ目覚めのコーチングへどうぞ。

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この記事を書いた人

福井てるこ

20代はプロの舞台俳優として全国を回り、33歳から鍼灸の道に入る。