気を下ろす

気が上がっている人が多いです。
頭の使い過ぎなんでしょうか?


鍼灸治療の中で、磁気の刺さない鍼で、頭を刺激すると
「削られている~」と悲鳴を上げる方がいます。
削ってはいませんよ。
頭に気が上がり過ぎているのです。

パソコンのし過ぎ、考え過ぎ、動かなさ過ぎ、歩かなさ過ぎ、、、、。
特に、女性は頭に気が上がりやすいです。

気の偏在が、病の元になることがあります。
「頭寒足熱」とか「上実下虚」とか聞いたことはありませんか?

お相撲さんが、四股(しこ)を踏むのは気を下げるためと聞きました。
武道では、重心が下にあると強いですよね。

気は、よどみなく流れていれば問題はありません。

私は、自分の気が上がっていると気付いたら気を下げます。
「地に足が着いている~」と心の中で言うんです。
そして、足の裏を意識する、、、、これだけで気が下にいきます。

歩いている時に気付いたら、
自分が起き上がりこぼしになったように想像します。
歩きながら、アニメチックに、液体が足元にコボコボと集まるイメージをします。

気持ち良く気が下がります。
ぜひ、お試し下さい。
気は使ったところに多くいきます。
考えすぎていると、頭に気がいくのは当然ですね。

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この記事を書いた人

福井てるこ

20代はプロの舞台俳優として全国を回り、33歳から鍼灸の道に入る。