がん細胞は強くて攻撃的な細胞というイメージが一般的ですが、
がん細胞は、正常細胞を攻撃することはありません。
がんは、本質的に弱くて不安定な細胞なのです。
がんは、混乱して、誤った情報を得たために、
本来死ぬべきタイミングで死ぬことができずに増え続ける細胞なのです。
その結果、他の臓器を圧迫したり邪魔をして、機能させなくするわけです。
サイモントン博士いわく、細胞のメカニズムとしてもっとも似ているものは
脂肪細胞だということです。
しかし、人は脂肪細胞を攻撃的で怖いと思うことはありません。
また、がんのイメージを絵に描いてもらっても、がん細胞はしばしば真っ黒で
トゲトゲを持った細胞として描かれます。
私は以前、家族の手術後にがん細胞を見たことがありますが、
実際のがん細胞は白くてグシャッと潰れたようなものでした。
私たちはもう一度、このがんに対するイメージをきちんと正す必要があります。
がんは、弱くて混乱した不安定な細胞です。
サイモントン療法 川畑伸子著より