医療催眠学会で、天外伺郎さんが大絶賛していた本が届きました。
本屋さんには、置いてありません。
野口法蔵さんというお坊さんが、医師である著者の書いたものを自費出版したのです。
著者の伊藤慶二さんは、本なんて出す気はなかったそうです。
天外さんいわく、
「本を出版するなんていうのは、自己顕示欲がないと出来ないんです。
この「病気をしない生き方」の著者の伊藤慶二さんは、そういうのがない怪しい医者です。
怪しいというのは、褒め言葉です。つまり、現代医学を超えているという褒め言葉なんです。」
また、こうもおっしゃいました。
「怪しくないと、癌は治せないんです。」
怪しいだけで癌を治せるわけではないでしょう。
まともな医者では、つまり現代医学では、癌はなかなか治せないということなのでしょう。
この本の中で、印象に残った言葉がいくつかあります。
「人の身体は常に正しくはたらく」
人間の身体と言うのは、一つの小宇宙、宇宙です。神様が創られた究極の完成品なんです。
これは間違いない。ですから、人の身体は、どんな状況になっても正しくはたらく。だから、
正しくはたらくようにもっていくことが、いちばん早い病気の治し方です。いろんな薬を使ったり、手術をしたりと言う人間の浅知恵では、とても追いつかないですね。
どんな病気の治し方でも、最後に病気を治しているのは、その人の生命力なんです。薬が病気を
治すと言うことは絶対にない。薬は、症状を加減したり、機能を調節して症状を軽くしたりする
ことはできますが、病気はその人の身体が、生きる力が治してくれる。
生命力が高まって、身体の細胞がいきいきしてきますと、身体は早く、正しく、強くはたらいて
くれます。そうすると、病気も腫瘍も、手品みたいにフッと消えます。だから、どんな末期癌でも、逆転ホームランを打って治ることが可能なんですね。病気になる過程ではたらいた要素をはずして、生命力を高めると、末期癌でも治すことは可能です。