東京・杉並・西荻窪の施術室、てるこの部屋です。
当院には様々なお悩みや症状をお持ちの方がいらっしゃいます。例えば「兄弟仲の悪さ」。仲が悪いなんて生易しいものではないんです。「○ね!」と思っているのが筋反射でわかってしまうので恐ろしいんです。
長いお付き合いの患者さんですから、正直にお話しました。「はい、そうです。ずっと思っています」とその患者さんも正直にお話ししてくださいました。その患者さんの様々な症状は…慢性的な頭痛、皮膚湿疹、不眠などなど。内科や皮膚科、心療内科にいって大量の薬をもらっても、それらの症状は完全にはよくなりません。本当の原因はストレスであり、さらにそのストレスの原因はご兄弟に対しての「ものの見方」にあるからです。

(その考えを変えましょう)と他人が口で言うのは簡単ですが、実際は簡単ではありません。それぞれが自分は絶対正しいと信じて、もう何十年も対立し合ってきたのですから。
私自身が頭で考え始めると一緒に迷路に迷い込みます。そんな時こそ、静かにすることです。静かになることです。止まるんです。思考のスピードを遅くしていくんです。自分の中に空白を作ります。瞑想という感じかもしれません。ただ、じっと静かになり続けることが大切です。
私は対処療法ではなくて(それももちろん大事です)、望まれる方には「本当の幸せ」について話がしたいです。それがどんなに難しく果てしなく思えても、いつかは私たちはそこに辿り着かねばならないからです。その患者さんは今人生でいちばんの難所を通っている最中なのかもしれません。

話は変わりますが…私は何度か一瞥体験と言われるものをしたことがあります。10分だったり、2~3日だったり、1カ月だったり…。善悪のジャッジメントがまったく浮かばないニュートラルな状態になったことがあるのです。それはただただ「やすらぎ」でした。どこをどう探しても心配も不安もないんです。そして、何の考えも浮かばない平和な状態でした。残念ながらそれはいつも続かないのですが。
続きはしないのだけれど、私はハッキリと知っています。やすらぎは自分の中にすでにあるのだと。いい悪いのジャッジメントを自分が握りしめていることに深く気づき、少しずつ手放していくことです。いつでも自分の目の前に選択肢があります。「自分の正しさ」か「心の平和」か。これを選ぶことが出来るのは自分だけです。ひょっとしたらあなたはいつも正しさを選んできたのではありませんか?正しさを掴んでいると幸せを感じることは出来ません。本当に幸せを感じたいと思うなら「意志」を使ってやすらぎを選択しなければなりません。
正しさを捨てることは本当に怖いです。そんなことをしたら何もかも失ってしまうかに思えるからです。だから、その患者さんに限らず、多くの方が自分の周りの方々を責め続けます。(上司が○○だから…)(夫は○○だから…)(子どもが○○だから…)と。そしてその結果、自分を無力な被害者だと思い込んでいるのです(この世界でいつまでも戦争が終わらない理由もきっとそういうことだと思います)。
私がしたいのは、自我の喜ぶご利益主義の話ではなく根本的な解決の話です。本当の幸せについて話をしていきたいのです。
*すべての頭痛・皮膚湿疹・不眠の原因が「ストレス」や「ものの見方」ではありません。様々な原因があると思っています。
