「三とう」という言葉をご存じですか?
「倒産・投獄・闘病」の3つです。
いづれも、絶対そんな目には合いたくない、嫌~な経験ですが、
電力の神様と言われた松永安左ェ門は、
本物の成功者というものは、どれか一つは経験していると言いました。
西郷隆盛は投獄され自殺を図ったそうです。
松下幸之助は長い闘病生活を送ったそうです。
こういう辛い経験を、ある人は「社会的な死」と言っています。
本当には死んでいないけれど、社会的に死んでしまったのです。
ではなぜ、このような経験が成功者とさせるのか?
いきなり「死」に直面させられることによって、
自分の本来のやるべきことに目覚めるのだと思います。
またある人は、不慮の悲劇に合うことで、外界への執着が断ち切れると言っています。
突然に癌の告知を受けて、
それまでの物事の優先順位がまったく変わってしまったという話はよく聞きます。
お金、家、名誉、仕事、、、そんなものはどうでもよくなったということです。
それにしても、皮肉というかなんというか、
人生はいつも逆説的です。
魂を目覚めさせ成長させてくれるものは、どん底体験のようです。
幸せになるには、不幸が必要なのでしょうか?
OSHOは言っています。
幸せという言葉や不幸せという言葉はない、
あるのは「幸不幸」という言葉だ、と。
必ずその二つはワンセットのようです。
幸せになりたいと願うと、必ずいつか不幸せな体験もやってくるようです。
それが宇宙の法則なら、どっちも受け入れるか・・・
どっちも手放すか・・・
そのどちらかしかないようです・・・