昨日のブログが大反響でした。でも、あの本を読んだだけで奇跡を起こすのはたぶん無理なんじゃないかな。意識レベルが上がることが鍵だし(本当のところは結果的に意識レベルが上がったという感じでしょう)、奇跡を起こすには条件があるように思っています。
思い返すと、私はあの患者さんに昨年から「手放し」の手法をお教えして実践して頂いていたんです。自らの人生を創り上げていた重い思考パターンの数々を日常的に解放されていました。つまり、準備が整っていたんです。
そして、あの患者さんには(何としてでも今の状況を突破したい)という固い決意があったんです。私もそれに応えて、自分が出来ることなら何でもする覚悟でした。
まだあの本は私の手元に帰って来ていませんが(笑)、書いてあったことを思い出すと今現在のすべての状況に対する感謝、つまり全受容が大事なんです。面白いでしょ?あの患者さんは自分の信じ込みや信念を手放した後、最終的には自分に起きていることをすべて無条件で受け入れたのです。これは、ちょっとばかり精神世界の本を読んだり、ちょっとばかりセミナーを受講しただけではなかなかできません。(ああ、宇宙にお任せすればいいんだよね~)とか(全自動の法則だよね~)とか知識は山ほどお持ちの方が多いですけど、それをどんな状況の時でもやっているっていう方はほぼ皆無でしょう。あの患者さんは(やってどうなるか結果はわからないけれど、とにかくやる!)と不退転の決意で、本当に本当に実践をしたのです。
誰だって、自分の思うように人生がなってほしいはず。こうしたい、ああしたい…あの人が好きだ、この人は嫌いだ…こうなってほしい、ああなっては嫌だ…私たちは驚くほど多種多様のジャッジメントを持っています。ありとあらゆることを自分好みにコントロールしたいんです。それが、本当はシンプルな人生を複雑に難しくさせています。
あの患者さんはこの世界のすべてに感謝しました。ギッチリ握り締めていたコントロールの手綱を手放し、すべてを明け渡しました。たぶん、それが奇跡を起こす条件です。知識や思考じゃ出来ません。あの方は恐怖を超えて、コツを身体で掴んだのです。私たちは完全に空っぽになった時にだけ、宇宙や高次の力がスーッと流れるパイプになれます。全託の祈りにあるようにね。あまりのシンプルさに私は患者さんと笑い合ってしまったほどです。(´艸`*)