お金のブロックと自己イメージ

投稿日 2022-03-06
更新日 2024-06-22
著者 teruko
カテゴリー潜在意識
カテゴリー美座療法

杉並区西荻窪の治療院、てるこの部屋です。

このご感想のKさんは私の友人です。
ものすごいスキルを持った、
人間的にもとても素晴らしい方です。

しかし、この何年か仕事に対する意欲が
なくなっているように感じていました。

クライアントに対する不満は時々聞いては
いたのですが問題はクライアントの質ではなく
彼女自身の前提や自己イメージだったんです。
それを自覚し、変えない限り
彼女は仕事やクライアントを恨みながら(笑)
ド根性で仕事をやり続けていたでしょう！

（　↓　ここからご感想です）
K様　　東京　　50代

仕事とお金に関するぼんやりした悩みでした。

悩みというか頭にひっかかっていることは
あるのですが、ぼんやりしているので、
どう質問していいかもわからなくて、
うまく伝えられないかもしれないし、
セッションをお願いできるのかもわかりません
でしたが、とにかく解法のヒントが欲しくて
思い切ってセッションを受けてみました。

悩みは仕事と報酬が分離している感じなのです。
どんな仕事も自分が損した気になる
期待以上の結果を出す為に余計に働いてしまう
骨折り損のくたびれ儲け
と、被害者意識満杯の超ネガティブで、
労働に見合った報酬がないと感じていること。

できるだけ低コストで、
お客様の要望には期待以上に応え、
こうしたらもっと結果がよくなると気づくと
報酬抜きでサービス労働をしてしまうと
いう感じでしょうか。

勝手にサービスし過ぎなんですね。
そのくせ、こんなにサービスしたのに
報酬は変わらないと勝手な不満が募る。
まったく、勝手なもんです。

そして、被害者にならないために、
仕事相手がどんな人なのかは仕事を受ける上で
大事なポイントで、だんだん人を信じられなく
なっていました。

いい仕事をして稼ぎたいのに、
仕事をすればするほど心身ともに疲弊する。
仕事に対する意欲が減り、
だんだん仕事がしたくなくなってきました。

てるこさんには
「こんな感じなんですけど…意味わかりますか？」
からはじまりましたが、
てるこさんからナイスな質問がかえってきて、
いくつかQ&Aを繰り返します。

そのうち、ぼんやりした悩みの塊の周りが
少しずつこそげ落ち、
悩みの本質がだんだん姿を現しはじめました。

私の中にあった前提は
「人から何かを奪うことはいけない」と
いうこと。お金も、時間も、モノも。

人から何かをもらうことに、
私が許可を出していなかったんです。
「奪う」という言葉からして、
ビジネスが上手くいかないのは当たり前。
盗人じゃあるまいし、単なる労働対価なのに
ここが許可できていなかったんですね。

セッションでは今の10倍の報酬を
受け取ることを許可しました。
この10倍という数字はピッタリきました。
（この方の10倍っていうのはあり得る数字！）

そして仕事だけではなく、あらゆることに
「奪ってはいけない」という
この思考が潜んでいたことも見えてきました。
（だから、前提という…(笑)

その原因は、自分を信頼していないから。
いつから自分を信頼しなくなったんだろう…。
自分でもちょっと悲しくなりました。

信頼しなくなった理由をOリングで見ると
足かせが2つありました。

ひとつは親。
私は幸せからは遠い家庭環境で育ちました。
恵まれない家庭環境で育った
「恵まれないかわいそうな自分」の根源です。
過去を思い出すだけで
「恵まれないかわいそうな自分」を強化できます。

もうひとつは友人。
友人はやさしくてとても良い人で、
経済的にも仕事にも家族にも恵まれていて
羨ましいかぎりの人。
無意識のうちに、あの人は恵まれているけど、
私は恵まれていないというように比較し、
この思考が「恵まれないかわいそうな自分」を
どんどん強化していたのでした。

このように「恵まれないかわいそうな自分」が
私の自己イメージ。
てるこさんが言うには、誰でも自己イメージを
証明するために行動しているのだそうです！！
そして「恵まれない」の「ない（不足）」を
見て「無い」を見つける名人にもなっていました。

まず、この「思考パターン」を自覚する。
自覚ができると、今までのアルゴリズムに
陥りそうになるときに
「あっ、また”恵まれないかわいそうな
私アルゴリズム”に入ろうとしてるー！」と、
第三者的に上の意識レベルから観察できるので
思考パターンから抜け出せます。
「恵まれないかわいそうな自分」ストーリーに
餌を与えずにすみます。