「僕は信じることにした」

からだ潜在意識を整えて、楽に自然に生きる。福井てるこです。

台風一過の日曜日に夫を近所の公園に連れ出しました。私が忙しいので久しぶりのことでした。いつも一人で家にいるので外出もせず、足腰が萎えてしまって歩けなくなってしまったのです。10分ほどの距離も歩けなくなり、バランスが悪いのですぐ転んでしまい、顔面を強打してしまったりします。夫は赤ちゃんの時、階段の上から下まで落ちて左側頭部を強打して右片麻痺なのです。右の手足が元々うまくつかえません。それが2012年に右の悪性脳腫瘍になり、左半身も怪しくなってきました。本当にピンチです。手術して8年目に入りました。でも、からだは大変ですが、心はどんどん穏やかになっています。以前はすぐキレる人だったんですけどね・・・

公園を歩きながらいろいろ話しました。夫は脳腫瘍になる前からチャネリングが出来る人でしたが、手術をしてからはさらに出来るようになりました。見えるようにもなり、私も家に帰るといろいろなものを取ってもらったりしています。左脳優位の私は夫の能力が羨ましく、なんとか自分でも出来るようになりたいと努力してきました。しかし、全然出来ません。夫にコツを聞くと「ニュートラルだよ」です。何かをしたいとベクトルを持った途端に出来なくなるのだそう。完全に受け身が良いのだとか。う~ん、ますます難しい!

 

 

夫に特別な体験が起こった日のことは忘れもしません。あれは3か月の入院を終えてすぐのことでした。暗い部屋で彼は泣いていました。うううう・・・夫はめったなことでは泣かない人間なのです。それが声を押し殺して泣いていました。私は声をかけることさえ出来ませんでした。すると突然「ありがとう。ありがとうございます。ありがとう。ありがとうございます。ありがとう・・・」と言い出したのです。気でも狂ったのかと思い、問いかけると夫は言いました。「君には、、、この光が見えないのかい?白い光が入ってきているんだ。」「光が生き続けなさいって、僕に言ってるんだよ。」夫はその頬に喜びの涙を流し続けていました。もちろん、私には何も見えないただの暗がりでした。その日から、夫にはカエザルと名乗る鳥が現れメッセージをくれるようになったのです。そして、亡くなった私の父からのメッセージ(これは今は1日おきくらい)を受け取るようになったのです。最初の頃は低級霊かなと思いずいぶん警戒しましたが、どうやら悪いものではなさそうです。

公園を散歩しながら、私は夫に質問しました。「あの時、光が降りて来た時、びっくりしなかった?」夫は言います。「だって、白い光がサァーッてきたんだもん。信じるしかないよ。あの時から僕は信じることにしたんだよ。」私はえ?と思いました。信じることにした???信じちゃったのではなくて、意志を持って信じることにしたんだ~。今さらながら驚きました。夫は言います。「そう、信じることにしたんだよ。信じるだけだよ。君はまだ20%くらいしか信じてない。信じれば君も通信が出来るよ。君が出来るようになったら、僕は天国に行くから。君は一人ぼっちじゃないから大丈夫だよ。」夫は笑顔で言いますが、私は複雑な気持ちです・・・

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この記事を書いた人

福井てるこ

20代はプロの舞台俳優として全国を回り、33歳から鍼灸の道に入る。