私、実は今学生です。
プロセスワークというものを学んでいて
学生という肩書きになっているんです。
このプロセスワークというものは
元ユング派(←こう書くとすごそう!)の
MITで物理学をやっていた異色の心理療法家の
アーノルド・ミンデルが創ったものなんです。
実際すごくて、シャーマニズムや禅、瞑想、
量子力学的な考えも入っていて、昏睡状態の
人とコミュニケーションを取るコーマワークも
彼が創ったものなんです。
人生のプロセスの中の自分の未知の部分を
統合させていくものなんです。
ユングがそれまでは言葉とイメージで
やってきたものにミンデルは「身体」を
加えたことがとてもユニークです。
元新劇役者の私にはピッタリの
遊び心たっぷりの心理療法なんです。
学生である私はファカルティ(先生)の
アドバイザーミーティングや
セッションを受けることになっています。
で、今週行って来ました。
プロセスワークのプロ、認定プロセスワーカーに
なることはとても難しくお金も時間もかかります。
それだけに、それを乗り越えたファカルティの方の
優秀性、存在感は素晴らしく、そのクリーンな
エネルギーと優しさにはいつも圧倒されます。
この日は、私がインチキ預言者を
信じてしまって失敗した件を話しました。
夫が病気になってから、ヒーラーに
600万近く騙されたり(全額戻りましたが)
失敗続きの私でした。
しかし、本当は最初からわかっているのです。
頭(マインド)は信じようといろいろな
理由を並べるのですが、身体(ボディ)は
ちゃんと感じているのです。
これおかしいとピンときた瞬間も覚えています。
それなのに・・ああ、それなのに・・・
そこをワークしました。
エンプティチェアのように
自分のマインドとボディに分かれて
まるでお芝居のようにやりました。
(プロセスワーカーはみんな役者のように上手い!)
自分というものを客観的に
見つめることで心が落ち着いてきました。
私は私を信頼していこう。
それしかないんだ・・・そこに落ち着きました。
ファカルティの憲さんは言います。
「たくさんのお金を損したように見えるけど
自分を信頼するってことを得たんだよ。
人は家を買ったり車を買ったりするけれど
福井さんは自分を信頼することに
授業料を払ったんだ。そっちのほうが
良かったんじゃないかな?」
そうですね・・・本当に・・・
上手くいかせようとしたけれど
全然上手くいかなかった人生。
それは自分ではなく、他人の言葉を
鵜呑みにしてきたから。
他人を自分の上に置いたから。
いろいろ合わせると
これまでに何百万、いや一千万以上の損失です。
ファカルティの憲さんは言います。
福井さんは自分を頼りに生きることを
学ぶことにお金を使ったんだ、と。
それを買ったんだ、と。
ああ、そうなんだよな・・・
私は本当に価値あるものにお金を使ったんだ。
家も何もないけれど、これからの老後は
いったいどうやって生きていけばいいのか
皆目見当もつかないけれど、
私は今自分を信頼して生きて行こうと
強く強く決めているじゃないか!!!
騙されっぱなしの私を
みんなは笑うかもしれません。
でも、私は今とても満足です。
毎日毎日「自分を頼りに生きる!」と
言い聞かせる日々ですが、とてもとても満足です。
さて・・・あなたはこの人生で
何にお金を使っているのでしょう?
あなたに残るものは何でしょう?
死に際して、あなたは人生で何を
手に入れたと思うのでしょうか?
それに満足するのでしょうか?
本当に満足するのでしょうか?