峠・・・山脈越えの道が通る、最も標高の高い地点。
かつて峠はクニ境であり、その先は異郷の地であった。
そのため、峠は、これから先の無事を祈り、帰り着いた時の無事を感謝する場所でも
あったことから、祠を設けている所が多い。
この祠は、異郷の地から悪いものが入り込まないための結界の役割も果たしていたと
考えられる。本来の意味から転じて何らかの物の勢いが最も盛んな時期のことを峠という。
すぐれたヒーラーでもあり医師でもあるMさんから、セラピストは
峠の茶屋の女将(おかみ)でいいのだとアドバイスを頂きました。
過酷な道のりを歩いてきた旅人をねぎらい、
また、これからもたいへんな道のりを行く旅人の無事を願い、
団子とお茶をお出しするだけ。
ゆっくりくつろいでもらうだけ。
その場所と時間を提供するだけ。
厳しい道のりを歩いていくのは、旅人自身。
決して、他の人が変わることはできないのです。
でもね・・・・・
ゆっくりと休んでもらえば、またエネルギーが復活してきます。
きっと旅人は、自分の力で歩いて行けます。
茶屋の女将は、旅人の力を信じるだけです。
「あなた様の道中の無事をお祈りしています。」