水曜日にある治療院に行ってきました。
何年も前から興味があった治療法でした。
残念ながら創始者の先生は2年前にお亡くなりになっています。
現在は、奥様とお弟子さんのスタッフの方がやっておられます。
その理論は、とても素晴らしいもので、診断や治療もとても気持ちの良いものでした。
しかし、私がいちばん印象に残ったのは、奥様のお話でした。
羅漢果で甘みをつけたココアを入れて下さった奥様は、突然にお話されました。
「○○(亡くなった創始者である先生)は、唯物主義者でした。
ある時、治療室のスタッフ達に、死後の世界を信じている人はいるか?と聞いたのです。
その場の全員が、死後の世界はあると答えましたが、主人だけは、
そんなものあるか!と言ったのです。死んだら終わり、あとの世界はない、という考えでした。」
「ところが、2年前に夫が亡くなり、2週間くらい経った頃です。
明け方、私は夫の声を聞きました。「△△△~」と言ったような気がしたのです。
気のせいと思い、そのまままた寝ました。
すると、九州から夫の友人がわざわざ訪ねてきて下さったのです。
そしてこう言うのです。
「今日は、奥さんのために来たんだ。○○は今△△△なんだ。だから☆☆☆にするために
奥さんにお願いしに来たんだ。」と。
びっくりしました。日頃から信心深いその友人は、あの世での夫の様子がわかったと
いうのです。それを知らせに、わざわざ九州から上京してくれたのです。」
「それだけではありません。たくさんの患者さんが夫の様子を伝えて下さったのです。
患者さん同志は横のつながりはないのですが、皆さん同じことをおっしゃるのです。
「今、先生はこうしていて、奥様にこうしてほしいと訴えていますよ。」と。
夫は、唯物論者だったし、私も死後の世界はわかりませんでしたが、
今ははっきりとわかります。
この世は3次元ですが、4次元、5次元、6次元とかたくさんの次元があると思います。
私たちは、この世だけが本当で、他はないと思っていますが、他の世界もあるのです。
この人生だけがすべてと思っているから、悩み苦しみ執着しますが、
この人生のほうが、あっち(あの世、死後の世界)に比べたら短いものなのです。
だから、つまらないことにくよくよしていないで、今日と言う日を精一杯生きるのです。」
初めて会った一患者である私にこんなお話をして下さるなんて本当にびっくりしました。
創始者の先生のお兄様のもとで私が働いていたというご縁もあってのことなのでしょう。
このお話を伺うために治療を受けに行ったのかもしれません。
亡くなった先生は、死の直後たくさんの人を通じて奥様にこう伝えられたそうです。
「自ら死のうなんて考えないで、人生をまっとうしておくれ。」
涙ながらに訴えたそうです。
奥様はその言葉にはっとし、先生亡き後元気に治療に専念されています。