私が、自分のハイアーセルフと初めて遭遇?したのは、
ヒプノセラピスト養成講座で、松本東洋さんに誘導を受けた時です。
伊豆高原の素敵な保養所で行われた養成講座。
私以外の受講生は、ヒプノもかなり体験しているようでした。
さあ誘導ですということで、伊豆大島が良く見える和室で、ごろんと横になりました。
ふん!見えなかったら、会えなかったら、見えましたとか言って周りの受講生に絶対合わせないぞ!
そんな疑う気持ち満々でした(嫌な受講生ですね)。
ところがです。
ゆったりとした、松本東洋さんの誘導で、ひょいと現れました。
「私」です。
私のハイアーセルフは、「私」だったのです。
いつもの私そのままでした。
オーシバルのしましまTシャツを着て、ジーパンを履いて、少し太っている、、、。
いや、この太った感じが、いつもの私なんだ。
鏡に映す時は、痩せてみえるようにしているだけなんだ。
「私」は、両手を小さく広げて「やぁ、待ってたよ」と言いました。
絶妙の配慮でした。
大きく手を広げて、「待ってたよー」と言えば、私が大感動してしまうから。
驚かさないように、小さなアクションで、歓待してくれたのです。
「私」は、とても落ち着いていました。
中性的な感じもしました。
私は、嗚咽をこらえながら静かに静かに泣きました。
こんなに静かに泣いたことは初めてです。
私がずっと探していたのは、「私」だったんだ・・・
私と「私」は、それから何度も会うようになっていきました。
こんなに落ち着いた人はいないだろうというような、落ち着きの人です。
それが、私の中の「私」なのです。