魂からのメッセージ

昨日は、両国で医療催眠学会がありました。


たくさんの興味深いお話が満載でした。
例えば、解離性障害をタッピングを用いて統合するUSPT。
これは、精神科医の方が、霊能者の方の浄霊からヒントを得て作った療法だそうです。
また、気分障害や不安障害と薬物離脱の可能性の発表。
これも医師の方の発表でした。
また、セラピストとクライアントの脳波の同調(共鳴)が起こるという発表も、
鍼灸師として毎日臨床を行っている私には、当たり前のことですが、
改めて、患者さんを取り巻くすべての環境に気を配らねばと思いました。
その中でも、医師や研究者ではない、
ヒプノセラピストの方の発表がいちばん印象的でした。
その40代と思われるセラピストの方は、昨年妹さんを癌で亡くしたそうです。
その緩和ケア中の出来事を語ってくださいました。
以前、「前死体験」のことを書きましたが、
やはり、うつらうつらとした意識の中で、肉体の終わりに決着をつけ
あるいは、移行する次の世界(?)などにも行ったり来たりしているのだな、と思いました。
そして、衝撃的な内容が発表されました。
催眠療法の中の悲嘆療法という手法で、
亡くなった妹さんの魂に会ったお話です。
妹さんは、5歳の姿で現れてくれたそうです。
手には、なぜか、おにぎりを持っていました。
セラピストであるお姉さんは尋ねました。
「あなたは、なんであんなに痛みに苦しまなければならなかったの?」
すると、5歳の姿の妹さんは答えたそうです。
「お姉ちゃん、おにぎりを食べることも、痛みを感じることも同じことなんだよ!」
「お姉ちゃん、思いっきりやることだよ!!!」
今、こうしてブログを書いていても涙が止まりません。
おにぎりを食べること・・・
末期がんの痛みに苦しむこと・・・
妹さんの魂は、これらは、同じことだったと言うのです。
良い経験、悪い経験、、、それは現世の人間がレッテルを貼っているだけかもしれません。
魂の世界では、人生で様々な経験をしてくることが大切なのかもしれません。
「思いっきりやることだよ!!!」
妹さんのメッセージは、お姉さんだけでなく、
今を生きるすべての人に向けたメッセージでした。
「思いっきりやることだよ!!!」
痛みも、苦しみも、喜びも、悲しみも、全部全部大切な人生の一部分なのでしょう。
なにかを避けようとすると、あなたの人生ではなくなるのです。
どれが欠けても、あなたの人生ではなくなるのです。
たいへんに見えることが起こっても、大丈夫!
「思いっきりやることだよ!!!」

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この記事を書いた人

福井てるこ

20代はプロの舞台俳優として全国を回り、33歳から鍼灸の道に入る。