ずっと前に買っておいた本を読みました。
「親切は驚くほど体にいい」
ディビッド・ハミルトン著
他人に親切にすると
心にも体にも良いという内容です。
いい気分の元になっているのが
オキシトシンという脳内物質です。
オキシトシンが分泌されると
うつも軽くなり痛みなども軽減するそう。
ただ他人に親切にするだけで
健康になるなんてまさに驚きですね!
また、この本には幸せには
2種類あると書いてありました。
①ドーパミン的幸せ
試験に合格した時や試合に勝った時
舞い上がるような幸せ感、高揚感
②オキシトシン的幸せ
親切やふれあいによって得られる
ドーパミン的幸せは得られた時の快感は
大きいのですが、長続きしないので
もっともっとと次の報酬を求め、
際限なくなってしまうそうです。
もう一つのオキシトシン的幸せは、
強烈なものではないですが、
成果とも無縁で他人との競争もない!
ほんのり長続きする幸せです。
新しいバッグや洋服を買っても
ハッピーな気持ちはあっという間に
消えてしまいますが、
ボランティアなどの幸福感は
ずっと長続きするのです。
元々1つだった私たちがこんなにも
不安と恐怖に苛まれてしまったのは
分離感を感じているから。
ならば、本当の幸福を感じるには
繋がっていくことが重要なのです。
「情けは人のためならず」
ちゃんと科学的にも根拠があったのです。
これからの時代は自分さえよければでなく
みんなでよくなり、中毒性のある幸せでは
なく、人と繋がる幸せを目指しましょう。
それが真に幸福になる唯一の方法です。