今年は負け続けました。

東京・杉並・西荻窪の施術室、てるこの部屋です。

ギョッとするようなタイトルで申し訳ありません。私にとって新年のブログに書いた通り、今年は「内なる光」が輝く年になるはずでした。しかし、タイトルのようにこれでもかというくらい試練がありました。もちろん、内なる光が現れるために試練が続いたということなんです。お恥ずかしい話ですが、よろしければ読んでやってください。

まだ今年は終わっていませんけれど本当に大変な年でした。大変きく化するという意味でもあります。まぁぶっちゃけ、内なる光が輝くということはそれを覆い隠しているエゴ・鎧が取り払われるということですからね。そうじゃなきゃ、その人の本当の光は見えません。ふぅ~っ、よく考えて新年の抱負を書けば良かった(笑)皆様もご存じの通り、私の願望実現はものすごく早いのです。

とにかく今年は負けました。負けて負けて、負けきりました。そしてきっとこれからも私は負け続けるでしょう。もう私はそのフェーズに入ってしまったのです。え?何のことかって。プライド・エゴの解体ですよ。(自分は知っている、わかっている、偉いんだ)という傲慢さやエゴが自分でも気づかぬうちに肥大していたのです。それが私にとっていちばん屈辱的な方法で粉々になりました。

頭の中でぐるぐると言い訳のストーリーが駆け巡りました。でも…だって…これをああして、あれをこうして…それでもってそれでもって……私は何とかしてこの惨めで無様な局面から脱出しようと作戦を練り、死に物狂いで抵抗しました。しかし、同じような出来事が続いたんです(←これ宇宙の計らいね、テストに出ます)。そして…私のエゴは暗闇の中で一言も発することが出来なくなりました…。

そりゃ、当たり前のことなんですよ。すべてが右肩上がりで成長していくばかりじゃありません。40年余り精神世界や自己啓発をやって来ましたが、その臨界点に来ちゃったというか、その垢を落とさなければ前に進めなくなってしまったのです。どんどん拡大していった先の手放しの時期というのは誰にでも来るのかもしれません。私の宇宙はスパルタでしかも本当の意味で優しいのです。私の自我を徹底的に打ちのめしてくれたのはきっと「愛」です。その愛が私がどこにも逃げられないように、自分自身と向き合うように仕向けてくれたのです。今ならわかりますが、私は怖かったんです。恐怖が強すぎてどんどん鎧を強化していたんですね。

こんなことを書くと(なんだ、福井てるこは上手くいってないんだな)と思われる方もいらっしゃるかもしれません。ところが、逆にとてもとても幸せなんです。感謝の深さが深くなり(まだまだ深く深くどこまでも深くなりそうです)、患者さんへの親しみがすごく湧いてきたんです(愛と言っては大げさなので親しみとしておきますね)。当院にいらっしゃっている方は私の内的変化を薄々感じておられるかもしれません。そして、私が感謝を持てば持つほど、患者さんが良い方向に変化していかれるのです。これは知識では知っていたけれど実際に体験するとやっぱり驚きです。(人は鏡)と言いますが、私自身のエゴの曇りを取り去って、ジャッジ無しの透明な目で見させて頂くと皆様が本当に輝いておられるのです。精神世界では(偶然はない、すべては必然である)ということになっていて私はその説を採用していますが、それが今までよりも深い意味で感じられています。お一人お一人との瞬間瞬間を集中して生きていきたいと思っています。ちょっと照れくさいけれど…やはり親しみと言うよりも「愛」と言ったほうがピッタリくるかなぁ (#^^#)

そんなわけで、勝つため(上手くいくため、ハッピーになるため)に40年前に始めた精神世界の旅ですが、宇宙の計らいで今年はボロ負けしました。そして今年は今までになく素晴らしい進化・成長の一年でした。クリスマスが来ると還暦になりますが、やっと本当の意味で内なる光が輝き始めたのかもしれませんね (´艸`*)

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この記事を書いた人

福井てるこ

20代はプロの舞台俳優として全国を回り、33歳から鍼灸の道に入る。