ある時、私は見つけた。
自分の中にスペースがあった。
最初はビックリ。
自分の中にそんなものがあったなんて!
それは・・・
むちゃくちゃ広かった。
無限過ぎるくらい無限に広大で
本当に何もない空間。
何もないけれど、とっても気持ちがいい。
まるで本当の故郷に帰ったような安心感。
その何もないスペースに
何かを入れるのはちょっと違う気がする。
以前の私ならそこをすぐ埋めただろうな。
でも、今はそんなことはしない。
そのままにしておける。
そして・・・
そのスペースが何かを考える気も起こらず、
ただ何もないままに、そのままに
そのスペースを楽しんでいる私がいる。