昔、ご家族でバーズ講座を
受講して下さった方がいらっしゃいます。
その家の小学生の男子が毎回食卓を見ては
「うちは今日も豊かだね」と感激していると
お母様から教えて頂きました。
その態度と発言が子どもっぽくないので
不思議で面白いのでしょうね。
もちろん知っていると思いますが
豊かさって
経済のことだけではないんです。
(それはほんの一部)
気づけるかどうかなんです。
恐ろしいことに
あるものは当たり前になって
気づけなくなって
感謝出来なくなってしまうんです。
(空気も水も家族も仕事も命さえも!)
私たちは大人になるにつれて
ないものに強迫的に目が行くようになるんです。
(ものだけじゃなく、自分の能力とかもね)
で、一旦くっつけてしまった
この不足感・欠乏感のフィルターの眼鏡を
外すのがけっこう大変な人もいます。
昔、亡き夫が私に言ったことがあります。
「君は豊かになってきたね」
私はただお料理してただけなんです。
「なんで?何が?豊かさって何?」と聞くと
夫はこう言いました。
「豊かさって受け取ることだよ。」
私はそれに付け加えたいと思います。
受け取って、ただ溜め込むだけでは
豊かさは感じられないんです。
受け取ってそれを使って楽しむんです。
それは、
循環を起こし続けることなのかもしれません。
自分だけで止めずに豊かさを回し続けて、
この地球に生きている喜びを味わい、
みんなにも伝えることなのかもしれません。