こんにちは、福井てるこです。
3月12日、夫の海洋散骨に行ってきました。
依頼した会社は銀河ステージさんと言います。海洋散骨にはプランが3つありまして
・代理プラン(30体ほど集まったら、集まらない場合は申し込み日から3か月以内に、現地に行かなくてもやってくれる。船には乗船出来ない)55,000円
・合同プラン(何組か合同で船に乗り、散骨儀式を行うもの)159,500円
・貸し切りプラン(その名の通り貸し切りで一組だけで船に乗り、散骨儀式を行うもの)269,500円
などがあります。この他にも宇宙に打ち上げる?ものや遺骨をペンダントにしたりとユニークなことをなさっているようです。
私は船が好きではないので代理プランにしました。散骨するには遺骨を細かく粉砕しなければなりません。そのまま撒いたら犯罪と間違われてしまいますもんね(笑)遺骨は宅急便で送っても良いのですが、私は粉砕する立川の支社まで持参しました。これが思いの外重くて遠くて苦労しました。そこは米軍ハウスでした。死生観などの本がずらっと置いてあり、スタッフの方もとても丁寧でした。また、この代理プランは散骨の日はお見送りに行っていいことになっていますが、この日私だけでした。本社の方から出航日が決まったと連絡があり、見送りに行きますと言ったらびっくりされたので、例外的なんでしょう。まぁ、皆さんいろいろ事情があるようですね。出航前に夫の遺骨を持たせていただきましたがずっしりと重かったです。胸がいっぱいで「バイバイ」としか言えませんでした。
スタッフの方から伺ったのですが、遺骨を細かく砕いてちょっぴりパラッと山に撒いたり、自宅の庭に撒いたりするのは違法ではないそうです。グレーということなんでしょうか。ただ、その上に土をかけると埋葬ということになり違法になるのだそうです。不思議な法律ですね(笑)
夫の遺骨を乗せた船が少しずつ小さくなっていきました。「てるちゃん、ありがとう。」そう聞こえました。生きていた時と変わらず、隣にニッコニコの夫がいることを感じました(自分の遺骨を見送る夫、なんだか不思議な光景です)。そして、私たちは本当にはお別れすることなんて出来ないのです。すべての命は繋がっているのですからね(笑)