ただ幸せを願って。

あなたの気付きのお手伝い!
心とからだの鍼灸師福井てるこです。

 

最近相ついで知り合いが亡くなって、病気をやめることの難しさを強く感じています。私は梯谷先生の開発された「病人でいることをやめる・やめさせる心理技術」というものを使っているのですが、全員がうまくいくわけではありません。初期のうちに心理療法を選ぶ方はまだまだ少なく、末期と言われる段階になってから来られる方が多いのも事実です。こういう時、映画のタイタニック号を思い起こします。大きな船は勢いがついていてもう少しで氷山にぶつかりそう、舵を全速力で切っても間に合うか間に合わないか、、、物理的な肉体が心理療法によって変化していくのは時間も必要です(もちろん、奇跡としか言いようがないくらい短期間で変化するケースもあるようですが)。出来れば最初の段階で、病院の治療と併用しながら私の「病気をやめるカウンセリング」を受けられることを強くお勧めします。

親や配偶者との関係や仕事との関係、そしていちばん大切な自分自身との関係を見直し、やり残しを完了させ、病気になりやすいプロファイルを反対のものにしていくのです。それには言葉を変えていくことです。そうすることで脳の動かし方が変わり、以前とは同じ発想が出来なくなるのです。自分のパターンを作っている根本のところを変えていくので病人ではいられなくなるのです。

しかし人間は複雑です。一人の人間が病を発症するのには様々な要因が絡み合っているのです。推測は出来るけれど本当のところはわかりません。クライアントさんに「ハッ」と気づきが起こり、変容が起こるまであれこれやるだけです。もちろん、病の原因は部位や症状などある程度のパターンがあるのです。東洋医学でも五臓(肝・心・脾・肺・腎)は感情と対応すると2000年以上前からわかっていました。そんな先人たちの知恵も使いながらやっていきます。

 

 

ところで、、、亡くなられた知り合いのことを思うと淋しくなりますが、少しだけ救いもあるような気がしています。それはお二人とも自分を愛し、幸せを感じていたからです。それまでは何か人生と闘っていたようにも見えました。しかし最後はご家族への限りない愛を感じて、幸せだと言って亡くなられました。限りある人生の中でお二人は真の宝物を掴んだのかもしれません。私たちの肉体はいつかは必ず脱ぎ捨てなくてはならないのですから。

思い出すのは、私が催眠療法を始めたばかりの頃、末期の乳がんの方のご自宅で出張ヒプノセラピーをさせてただいたことです。最初は「あなたみたいな人たちに食い物にされちゃうわ」と不信感でいっぱいでした。癌の民間療法などで嫌な体験をされたのかもしれません。それが1回目のヒプノの後、驚くような変化を遂げました。自分が望んでいることが何か本当にわかり、ご家族にもそれを表現されるようになりました。ご家族のほうがその変化になかなかついていかれないほどでした。そして最後は病院で「幸せだわ。私、こんなに幸せすぎて、、、死んでしまうのかもね。」柔らかな笑顔でそうおっしゃられました。その時私は何も返す言葉がありませんでした。それは私が想像も出来ない境地だったからでしょう。これからも私に出来ることはサポートでしかありません。自分に出来ることをただやっていくだけです。患者さんが幸せであることをひたすら願って。

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この記事を書いた人

福井てるこ

20代はプロの舞台俳優として全国を回り、33歳から鍼灸の道に入る。