むかーし、ウイスキーのCMでそんなナレーションがありましたよね~。
大人~、かっこいい~って思っていました。
催眠療法も、実はそうなんですよ。
セラピストが足すことはないんです。
「教えない、与えない、誘導しない」という原則があるのです。
世の中には、様々な癒しや自己発見の方法があります。
心理療法の本質は、「自分の中に答えがある」ですが、
ヒーリングやチャネリング、リーディング等々の中には
強いカリスマを持ち、前世が見えるとか、方位が原因だとか
言うセラピスト(?)がいます。
人生をより良く生きるためのヒントくらいに思っていればいいですが、
御託宣に一喜一憂してしまうと、主導権を他人に渡してしまいます。
私も、易やタロットを自分のためにしますが、それは道具です。
道具を主人にしては、本末転倒です。
不思議なことって実際にありますよ。
でも、依存したら、自分のパワーが減っていきます。
外側の世界を渡り歩き(トホホ、私がそうでした)、
自分のことを全部教えてくれる人がどこかにいるっていう幻想を持ちかねないです。
あなた以外に、あなたをわかる人はいません。
あなた以上に、あなたを救える人はいません。
外側に、とらわれすぎないで下さい。
内側に、ゆっくり静かに入っていきましょう。
私たちは、今までずっと外側の世界に照準を定めて生きてきました。
いきなり、内側(自分自身)の中に入るのは、やったことがないので難しいのです。
やり方があるのです。
順番もあります。
からだを楽~にして、呼吸を深くして、リラックス~。
からだの各部分に意識を向けて、「感じる」こと。
今まで考えてばかりいた頭を休めるには、感じることなんです。
いきなり感じろっていっても難しいので、
ヒプノセラピストの声の誘導があるのです。それはただの道具です。
あなたの中に、あなたの探しているものがあります。
カリスマ性のある誰かから言ってもらった「言葉」ではなく、
自分が体感、体験した感情、感覚、ビジュアルは
あなたを根底から、揺さぶるでしょう。
そして、根底からしっかり支えてくれていることを感じるでしょう。
「何も足さない、何も引かない・・・あなたがあなたを癒していくために
必要なものは全部、あなたが自分の手の中に持っているじゃないですか?」
催眠療法は、あなたの「自然治癒力」に点火する道具です。