何でも人に聞く人

鍼灸治療院をやっています。
患者さんとは長いお付き合いに
なることが多いです。
最近多いのが
「私はどうしたらいいですか?」
という質問。
ふー(ため息)
私が決めちゃっていいんですかね?


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「甘いものはやめたほうがいいですか?」
「朝はご飯食べたほうがいいですか?」
「早く寝たほうがいいですか?」
「○○やめたほうがいいですか?」
「△△とか始めたほうがいいですか?」
もう答え出てるでしょうが!!!
私が「しなさい」って言ったら
するんですかね?
何でも私の責任にされそうです。
1日中患者様を見張っていることは
出来ないし、身体は有機的でいつも
揺れ動いています。
ある時はいっぱい食べてもいいし、
ごく小食にしたほうが良い時もあるし。
自分で責任を取るのが
怖いのでしょうか?
間違ったらいけないという
気持ちが強いのでしょうか?
完璧にやらなければという気持ちが
強すぎるのでしょうか?
(どこかに正解があって、
それは自分ではない誰かが知っている
というのは幻想です!)
何でも他人に聞く癖は
本当にもったいないですよ。
この「自分」に生まれることは
未来永劫もうありません。
この「自分」として
ちょっとぐらい間違ったって
いいじゃありませんか?
失敗したっていいじゃありませんか?
それも経験というものです。
完璧に生きるために
生まれてきたのではないはずです。
その出来事を「失敗」と名付けるか
「一つの経験」と名付けるか、
それは自由です。
どっちでもいいんです。
私なら楽しそうなほうを選びます~。
と、突き放すだけでは能がないので
私は「カラダに聞く」やり方を
お伝えしています。
最近、理屈ではなくこればっかり。
心地良いものを想像した時の体感と
極めて不快なものを想像した時の体感。
この落差をしっかり感じて頂きます。
この体感を「ものさし」として
いろんな場面でやって頂くのです。
「身体」は、私たち意識の個々の入れ物
器でもありますが、素晴らしいセンサーです。
この部分が鈍くなると、幸せや喜びも
少なくなり、病気にもかかりやすくなります。
何でも人に聞かないで、自分に聞いてみる。
頭で考えるのではなくて、身体の反応を
感じていく。
これが「生き物」として
フルに生きる在り方ではないか、と思うのです。

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その場合は必ず電話連絡をお願いします。

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この記事を書いた人

福井てるこ

20代はプロの舞台俳優として全国を回り、33歳から鍼灸の道に入る。