もう一度、親と向き合ってみる。親を許してみる。

先日、友人がアクセスバーズを受けに来てくれました。
そして、こんな話をしてくれました。


「事業をやっている知り合いがいて、すご~く頑張っている。
あともう一歩ですごいことになるっていう時に、上手くいかないことが多い。
その知り合いは、徹底的に自分を愛しているのに、
自分を愛するということはクリアしたつもりなのに、
なぜ上手くいかないんだろう、と思ったそうです。
そうしたら、はっと思い当たったそうです。
それは、『親を許していなかった』ということだったそうです。」
「精神世界では、『自分を愛すればすべてがうまくいく』となっているけれど、
それだけではダメだということに気付いたんだそうです。
かつて、親との確執から、親の喜ぶ顔を見たくないと思ってしまったそうで、
だから頑張っても、成功すると親が喜んでしまう、と潜在意識でブレーキを
かけてしまう、ということに気付きました。
その知り合いは、それから『親を許し』てから、事業がスムーズにいくように
なったということです。」
なーるほど、様々なことをやっているのに今一つ上手くいかないという人は、
ご両親との関係を見つめ直すといいかもしれませんね。
親を許せない、、、親に恨みがある、、、そういう方はとても多いです。
でもね、それもこれも、親が大好きだからなのではないかなと思います。
子どもにとって、親は自分の命を左右するもの。
なくてはならないものなんです。
その親が、自分の望むような親ではなかった、、、よく聞く話です。
完璧な親なんて、ドラマの中だけであり、現実には存在しません。
子どもは、どんな親でも、親が大好きなんです。
だから、、、自分の本当の気持ちに気付いて、許したり愛したりすれば
いいのです。
もちろん、もう亡くなってしまった親にも有効です。
催眠で潜在意識につながり、子供時代に戻り、親に会ってみる。
言いたかったこと、言ってもらいたかったこと、してもらいたかったこと。
未完了を完了させて、やっと大人になるのです。
人は、親との課題を抱えていると、ずっと被害者のままです。
親との関係を、配偶者との関係に投影させて、どんどん複雑化させていきます。
催眠療法は、ときには催眠をかけるものではありません。
催眠を解いていく場合もあるのです。
子ども時代の辛く苦しい自己暗示、自己催眠を解いていくのも催眠です。
そう、辛いイメージや観念は、自己暗示なのです。
そして、体や心にまとわりついていた感情を解放させ、
ニュートラル(中立)になるのです。
被害者から脱却するのです。
こうして、自由に生きられるようになることが、催眠療法の真髄です。

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この記事を書いた人

福井てるこ

20代はプロの舞台俳優として全国を回り、33歳から鍼灸の道に入る。