「与えたものが、受け取るもの」

使い古された言葉です。
おなじみの精神世界の真理の一つです。


でも、やっぱりそうなんだな~という出来事がありました。
「日曜の瞑想」を無償でやることにしました。
何らかの形で、世界に(といったら大げさですが)恩返しがしたいと思ったのです。
そして次の日、自分のことで、セラピストさんにカウンセリングをお願いしたら、
「無料でやります。」と言われたのです。
えっ?無料?なんで?
「いいんです。」
そして、その方は家まで来て下さり、お土産にリンゴを3つも持ってきて下さいました。
すべてが繋がっているんですね・・・
私は、いいことも悪いことも返ってくるのが早いのかもしれません。
雨の日、知らない人に傘をさし掛けたら、翌週歌舞伎町でヤクザさんみたいな人に傘を頂きました。
「どうして、私に下さるんですか?」と聞いたら、
そのヤクザさんは、「どうしてもだよ。」と言いました。
その人は、実は神様だったのかもしれません!?
また、海外の津波被害に5000円寄付したら、翌日マッサージでチップを5000円頂きました。
ハンカチを妹に送ってあげたら、翌日他の人からハンカチを頂きました。
このようなことは枚挙にいとまがありません。
金額や品物が同じなのです。
精神世界はどうやら、物理の法則みたいにはっきりしているんだな・・これが私の理解です。
さて、これまでの人生、私は人様に何を差し上げてきたのでしょう?
じっくり考えると怖ろしい限りです。
いただいてばかりの人生でした。
若い時は、自分の周りの人たちは自分のためにいるという傲慢な考えを持っていました。
自分のことばかり考えていました。
これからの人生、少しでも利他主義でいきたいです。
無料でカウンセリングをして下さったセラピストさんは言いました。
「人生というグルから、たくさん学べますよ。どこかに行くとか、誰かに教えてもらうとか
そんなことしなくても、自分の人生がグル(教師)なんですよ。
人生が上手くいかないのは、エゴのせいです。
エゴとは、分離しているという幻想や不安から生まれます。」
そうですね、まったく。
私たちは、たった一つの「イノチ」から分かれたものですね。
皮膚で仕切られた肉体に入っているので、自分がみんなとすべてと繋がっているなんて
思えないのですね。
他から分離しているように見えるので、お金や家や配偶者や地位やその他もろもろ、
人よりいいものたーくさん持っていないと不安で不安でたまらなくなるんですよね。
でも、それでは一生平安は訪れませんね・・・
与えたものが、受け取るもの・・・その質量は寸分たがわず同じようにそっくりそのまま
あなたに返ってきます。
嬉しいじゃありませんか?
私は、人様に貢献しているように見えて、実は自分に貢献しているんです。
あなたが誰かに優しくかけた言葉は、実はあなたがあなた自身にかけてあげた言葉なんです。
自他はないんです、きっと。

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この記事を書いた人

福井てるこ

20代はプロの舞台俳優として全国を回り、33歳から鍼灸の道に入る。