本質系

古代九鍼とヒーリングを自在にあやつる鍼灸師の石原先生はこうおっしゃっています。
「治療院を訪れる患者さんは4系統に分けられる。一つ目は治療系(病気やけがの治療)これは8割くらい。二つ目は未病系(健康法)で風をひきやすいなどの体調管理。三つめは癒し系(神経症、うつ病、統合失調症)この方は、睡眠時間、睡眠の質、食事、すべてが乱れている。そして、四つ目が本質系。」
この本質系とは、自我でも気付かない、大きなメッセージを持っているもので、癌が代表例だそうです。
たしかにそうですね。サイモントン療法でも、癌は愛のメッセンジャーと言っています。忌むべきものではなく、自分が自分に向けて送ってよこした、自己の本質的な部分に分け入るために必要なものが「癌」だというような気がします。
しかし、自分の本質と向き合うのは大変なことです。それと向き合うくらいなら、死んだ方がまし!という方もいるくらいです。あなたは、向き合うか、向き合わないか、どちらの道を選ぶのでしょう?
「癌」になるということは、自己の本質と向き合う準備が出来たということかもしれません。

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この記事を書いた人

福井てるこ

20代はプロの舞台俳優として全国を回り、33歳から鍼灸の道に入る。