情報を集めまくる人たち

東京・杉並・西荻窪の施術室、てるこの部屋です。

当院は身体の施術(エネルギー的な施術、鍼灸)と潜在意識を扱っています。最近の患者さんに感じるのは、情報中毒に陥っている方が多いということです。

以前は(詳しく知っておられるなぁ)(何でも知っておられるなぁ)と不思議にさえ思っていたのですが、今はスマホやパソコンで何でも情報を入手できるのですね。インターネットは確かに世界を変えました。しかし、人によってはよろしくない方向に向かっていると思えてなりません。

なぜならば、情報中毒の方は心身の回復が遅いように感じるのです。情報があり過ぎて、混乱されているのです。あちこちの情報にはつながっていますが、自分の心身と繋がっていないのです。外側の情報は鵜呑みにするのに、内側の自分の感覚というものを掴めなくなっているんです。私たちの心身には自然治癒力がありますが、情報が多い方ほどそれを発動させておられないように感じます。

情報を集めまくる方々の奥底には、興味や好奇心と共に恐怖や不安があります。いわゆる恐れを解消しようという意識が強い方が多いように感じます。しかし、情報中毒の方を観察していると情報を集めることで恐れが減るどころか、ますます強くなっているように見えます。

これは潜在意識的に考えれば当たり前のことなのです。情報を集めれば安心出来るという錯覚を持つ方も多いでしょう(情報弱者、情弱は生き残れないですよなんていう情報もありますからね(笑)。しかし、自分を防衛しようとするのは、攻撃されるかもしれない、この世界は危険な場所だという前提が隠れています。

健康情報以外にもお金をもっと集めようとしたり、メリットのある人脈を作ろうとしたりするのも、その根底には「安全・安心」が不充分であるという思いがあるからです。でも、その安全・安心って外側にあるのでしょうか?

矢沢永吉がこんなことを言っていました。
「金も入った、名誉も手にした。だけど、寂しさは残った。おかしいじゃないか、オレは思った。そう思ってふと見ると、幸せのレールは隣にあった。オレはそのレールに乗っていなかった。それから矢沢の幸せ探しが始まった。」

永ちゃんは走り続け、巨万の富や栄誉を手にしましたが、そこに心の満足はなかったのです。これはオレが本当に求めていたものではないと気づけたのは幸せでした。これ以上ないくらいの正直さが永ちゃんの強みですね。そして永ちゃんはどんどん行動します。だからこそ、成功するんですね。

かくゆう私もこの社会の情報には興味がありませんでしたが、精神世界や自己探求の情報は大好物でした。しかし、実際に行動しました。たくさんのことを経験し、大切だと思っていたものを失いました。実はこの体験こそが、私の意識を外側から内側に向けてくれるものだったのです。

天に唾を吐き、8年間のた打ち回りました。まさに八方塞がりになり、水平面をどう逃げても戦っても無駄だということがわかり、私は下降するか上昇するか迫られました(皆さんにはこんな激しい目覚め方はお勧めしませんが、私の場合はこの道しかなかったのですネ)。そして…本当の安心はいつも自分の中にあったのだということを今確かに実感しています。(^_-)-☆

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この記事を書いた人

福井てるこ

20代はプロの舞台俳優として全国を回り、33歳から鍼灸の道に入る。