東京・杉並・西荻窪の施術室、てるこの部屋です。
私は元舞台俳優でした。なので映画も大好き。時間が空けばフラッと観に行きます。先週、世間で酷評されている「果てしなきスカーレット」を観てきました。

ネタバレになるので詳しくは書けませんが、ハムレットをモチーフとするお話です。父を殺された中世デンマークの王女が幽界?冥界?煉獄?に迷い込み、そこで現代日本の看護師の男性と知り合い、ああだこうだの展開が始まります。確かに酷評されるのがわかります。狂言回しのような存在に説明させ過ぎたり、「生きるとは何か」とか言っていますが、私の感じたのはそういうものではありませんでした。
それでも、奇跡講座や美座療法をやっている身としましては大満足でした。父を殺された果てしなき憎しみや怨みをどうやったら王女は手放すことが出来るのか…。普通に考えれば怨みや憎しみは殺し殺されと何代も続いてしまうものもあるでしょう。多かれ少なかれ、私たちの潜在意識の中には今生だけでなく過去世からの怨みや憎しみ、怒りも溜め込まれているのです。(それじゃ、永遠に無理じゃん!)と思うでしょう?私もそう思います。

でもあの大酷評中の「果てしなきスカーレット」の中に私はそのヒントを見つけ、ホッとしました。安心しました。大丈夫かも…そう思ったんです。そういった意識の変容が起こりうる映画です。泣きも笑いも私はしませんでしたが、そういう表面的な感情のことではないんです。表面的な筋書きやキャラに目がいく人は批判や不満があるでしょう。
この宇宙の真理(誰もがいずれは通る道)は三次元的な言葉や思考で説明すると必ず矛盾が出るような気がします。その言葉にならない世界観・周波数を様々なメタファーで伝えてくれた…シャーマニズム的な、意識変容の映画です。そういう意味で、私にとっては素晴らしい作品でした。少なくとも奇跡講座界隈や美座療法界隈の方には観て頂きたいなと感じました。
○○界隈っていう言葉を使ってみたかったんです(笑)使い方、合っているかな?
