前兆・・・素晴らしい言葉ですね。
「これは良いことの前兆だ!」
根拠なく、そう捉えることが出来たなら、
次々、素晴らしいことが起こります。
宇宙はそうなっているんだそうです。
私の前兆は、食べ物をた~くさん頂くことです。
お中元の時期だからではありません。
贈答品ではないのです。
ここのところ、毎日です。
なす、きゅうり、トマト、手作り味噌、
クッキー、あられ、せんべい、飴、
チョコ、お弁当、魚、わかめ、ゼリー、
米、ゆべし、ナッツ、しょうゆ、、、
まるで、「かさ地蔵」です。
子どものころ、大好きだった民話。
山の奥に住む貧しい老夫婦。
年越しのもちを買うために笠を編みます。
里に降りて、笠を売ろうとしても
一つも売れません。
「ばあさんは、がっかりするじゃろな・・」
帰り道、雪のつもったお地蔵さんを見つけました。
「これじゃ、寒かろう・・」
優しいおじいさんは売れ残った笠を
お地蔵さんたちにかけてあげます。
一つ足りないからと、自分のてぬぐいまであげるのです。
(そんなこと、わたしには出来ないよ~)
大晦日のその日、家に帰りおばあさんに報告すると
「それは良いことをしましたね~」と。
(年越しの食べ物もないのに、のんびりし過ぎだわ!)
しかししかし、その夜どっす~んどっす~んと大きな音が。
「な、な、なんじゃ~!」
戸を開けると、そこには
味噌や醤油や米俵が・・・
おじいさんとおばあさんは、
いつまでもお地蔵さんたちに手を合わせました、とさ。
年越しの食べ物が何ひとつなくても
貧しい意識にならなかった老夫婦。
これぞ、昔話に見る「引き寄せ」ですね~。
私も毎日の小さな引き寄せで
前兆を確信しています。
そのうち、どっす~んどっす~んと
お地蔵さんたちが米俵を持ってきてくれるでしょう。