何気なく、すごいブログを見つけてしまいました。
我志普願さんのブログです。
我志さん(本名ではありません)は、2009年4月に、
てんかん発作で倒れ、開頭手術を受けました。
病理結果は、悪性脳腫瘍でした。
放射線をやりました。
抗がん剤も勧められましたが、持って3年と告げられ、やらなかったでそうです。
抗がん剤をやらなかったので、余命三カ月と告げられたそうです。
その時勧められた抗がん剤が「テモダール」だそうですから、グリオーマかもしれません。
すると、私の夫と同じですね。
夫は、視野が4分の1盲と半盲になり、読み書き計算や記憶力低下が出ましたが、
我志さんは、左半身不随、一時は寝たきりだったそうです。
ところが、我志さんはもう5年を経過して、しかも「自然退縮」しているのです。
すごい!です。
最近テレビで話題になった尊厳死のブリタニーさんとも同じ病気です。
彼女は、尊厳死を選んでしまいましたが、奇跡を起こせることもあるんです。
我志さんは、鍼灸整骨院をやられているそうですが、
私の夫は整骨院をやっていて、私は鍼灸院をやっています(催眠療法もやっていますよ)。
波動や意識、想いの力など、仕事から考えまで通じるところがたくさんあります。
我志さんは、これからたくさんの人に勇気を与えるでしょう。
我志さんのブログの中でいちばん印象に残ったのは、
「覚悟を決めた」というくだりです。
余命宣告をされて、3カ月後のその日まで、様々な葛藤をしながらも自分に言い聞かせたそうです。
「ここで死ぬのも天命、やりたいことは充分させて頂いた。子供の成長を見れないのは心残りだが、
人生は長ければ良いってものじゃない。たとえ短くても、今私はとても幸せだ。」と。
そして、自我を捨てて、生まれて初めて「他力」にすべてを委ねたそうです。
今、自力でできることは、最期まで諦めず精一杯し、そのあとは天(自然)が決めること。
人間も自然の一部、他力(自然の力)が働くように、自然の動植物みたいになろうと。
自分では排便もできない毎日、究極の危機に瀕して、意識がストーンと反転したのですね。
自分を守っていたものが外れて、無防備になったのですね。
投げやりではなく、あきらめでもなく、大いなるもの(自然)におまかせしたのですね。
我志さんはまた、自分のお葬式の夢も見ているそうです。
こういう夢は、寺山心一翁さんも見たそうですが、
自分が死にゆくことをいったん受け入れるという意識状態が見せるものなのでしょうか?
(潜在意識が見せてくれるのなら、催眠療法で試みて、ショック療法的にやれるかもしれませんね)
我志さんは、「自己の存在の意味を感じとり、本来あるべき姿をとり戻すこと」に全てを
委ねたそうです。「それで、次の世に旅立てれば本望だ。」と。
私も今からそうします。
「本来あるべき姿に戻って」生きます。
自らの内奥の声を聴きながら。