東京・杉並・西荻窪の施術室、てるこの部屋です。
当院には何枚かの絵が飾ってあります。実はどれもすごいパワーがあるんです(意味のないものは一切飾っていませんよ。気になる絵があったら聞いてくださいね)。先日、その中のある絵と独自の方法で繋がって対話をされた患者さんがおられました。すごい能力ですね~。
その絵の中でも小さいですが思い出深い絵があります。これは切り絵で、ガネーシャというヒンドゥー教の神様で障害や困難を乗り越えたり、富や商売に絶大な効果があると言われています。日本では聖天様と言われ、仏教に取り入れられています。

この切り絵は、Oさんという医師から10年以上前に頂いたものです。Oさんは氣(エネルギー)を感じる方でした。休暇で行ったインドでいちばんパワーのある絵を私に買ってきてプレゼントしてくださったのです。
私と出会った頃、Oさんは悩んでおられました。Oさんは高い意志を持った方でした。海外援助の仕事をされていましたが、そこから一念発起して医師になった方です。しかし、さてこれからどういう方向でやっていくか道を探しておられたのです。
「てるこさん、自分は外科でやっていくかホスピスでやっていくか迷っているんですよ~。」そう彼は言いました。そんな彼に私は軽~く返しました。「そんなの簡単ですよ。問いかければいいんです。自分は外科がいいですか?ホスピスがいいですか?わかりやすく教えてくださいってね!」
Oさんは半信半疑の表情で(ふうん、やってみます)と仰いました。翌朝のことです。彼は私に会うなり(てるこさ~ん)と言いながらブワ~ッと泣き出したのです。びっくりしたのは私のほうです。(えっ、えっ、何?何があったの?)

Oさんは言いました。「昨日、自分は教えて頂いた通りに問いかけたんです。そうしたら夜にある女性からメールが来たんです。その方とはたった1回お会いしただけでした。そのアメリカに住んでいる女性はご自分のお父様が最近亡くなったと書いてありました。そして…ホスピスでどれだけお世話になったか…ホスピスのおかげでお父様がどれだけ幸せな最期を送れたか…すごい長文のメールでした。これって、問いかけた答えですよね?」
「は…はい。そうだと思います…答えだと思います…」あまりの即効性に私のほうがびっくりしました。今思えば、アドバイスした私自身に何の迷いもなかったから良かったのかなと思います。そして、Oさんも特別に素直な方だったので。
それからOさんは休暇でインドに行き、問いかけのお礼にガネーシャをくださったというわけです。Oさんはその後、キリスト教系病院のホスピスで研鑽を重ねました。今は立派な診療所を開設されてますます活躍しておられます。

皆さんももし何かで迷ったら、問いかけしてください。高次?宇宙?真我?は答えをくれます(それは本当のところ自分自身だと私は思っています)。それは電車の吊り広告だったり、誰かの口を介してだったり、様々な方法でやってきます。コツはシンプルに(あれもこれもと要点がハッキリしないゴチャゴチャの問いかけはダメですよ。文言は大事です)、そして問いかけたら自分で答えを探さないで放置しておくことです(←ここ、かなり重要です)。
問いかけで人生を開いてきた私ですが、実は究極のコツがあるんです。それはまた別の機会にね…(^_-)-☆