teruko 私は寝る前に必ず本を読んでいます。でも数ページもいかないうちに寝ちゃうんですけどね(笑) 今読んでいるのは、イギリスの霊能者であり、ヒーラーでもあるベティ・シャインの本です。たぶん20年以上前に買って時折読んでいたんですが、以前の理解とはまったく違うんです。本を通してベティの気持ちというかエネルギーがリアルに伝わってくるんです。
ベティは霊界の医師団からの助けを借りてヒーリングをしています。その時自分は一歩下がって見ているだけだそうです。様々な驚くような臨床例とともに、ヒーラーとして、また人としてどうあるべきか、丁寧に書いてくれています。私にはまるで教科書のよう。寝る前のこのひと時がまさに至福です。
ベティの話の中で私が今いちばん印象に残っていることは「知ることに言葉はいらない」というくだりです。私たちは頭で物事を理解し、判断する癖がついています。また、誰かや何かに教えてもらわなければダメだとも信じています。しかし、ベティは言います。「感じとる」ことが大切だと。
よく（どうしてですか？）とか（なんでですか？）とか、すぐに他人に聞く方がいます。私にもそういう場面がしょっちゅう起こります。しかし、私が慎重に言葉を選びつくしてお伝えしても、その方は本当には理解できていないことが見てとれます。誰かに聞くのはヒントになるかもしれないですが、まずは感じようとすることが大切なのではないかと私は思っています。
「知る」「わかる」ということに言葉は不要です。それは言葉の限界や制限をはるかに超えたものだからです。そのためには思考や言葉に拘り過ぎず、自分の意識やエネルギーを広げ、静かに感じとるのです。何もないと思っていたところに実はたっぷり何かがあるのかもしれません。あなたが本当に知りたいのならば自分で感じとるしかないのです。真実は決して遠い先にあるものでも隠されたものでもなく、いつも目の前にあるのです。
