今年は「内なる光」が輝く年 その④

さて、動物意識人間意識神意識はその観念が互いに対立するとも高木さんは仰っています。自己が未発達(よく言われる他人軸⁈)で生きている人は、自己を確立させ「我ここにあり」と宣言するのはものすごく怖いことでしょう。また、自己を確立した人にとっては、自分が無くなる世界はせっかく築きあげた自分というものを捨てる悔しさ、失う恐怖、虚無感を感じるでしょう。いずれにしても、人が本当に次のステージに上がるときには恐怖が伴うようです。安定した慣れ親しんだ世界から見れば、全く理解不可能な未知の世界ですからね。

そして、この段階を押し上げるものは自分の力ではなく神(宇宙)の計らいだと高木さんは仰っています。自分がある段階にいて、苦痛を感じるようになったら次の段階に押し上げられていると思って間違いないとも。大切なのは「抵抗しないこと」だそうです。ただそれだけを心掛けていれば、移動を助けてくれる物事が自然に起こってきます。それは私自身やクライアント様を見ていても間違いありません(当院ではスムーズにその流れに乗れるようなお手伝いをさせていただいています。こういうブログの発信もその一つです)。

私は高木さんのこの「人をめぐる冒険」を読み、非常にスッキリしました。それまでは様々な教えの違い・矛盾でこんがらがっていたのです。精神世界や自己啓発、宗教の教え等は、どこの段階にいる人に向けて言っているのかでまるっきり違うんです。

たとえば、2段階を代表する考え方として「肯定的思考」というのがあります。簡単に言えば(自分に対して肯定的に考えると、肯定的結果・肯定的現実が起こる)という、いわゆるポジティブシンキングというやつですね。これは1段階の終わりにいる人たちには効果的な方法だそうです。動物的な、つまり他者と競争する意識の強い人は無意識の否定的観念に基づいて生きていて、それが人生に多くの苦しみを作り出していたんだとわかるからです。自分の頭の中がいかに否定的な思考だらけかをハッキリ認識できれば、人は自動的に肯定的思考に傾くようになっているそうです。なぜならば、意識的に否定的に考えるのは難しいからだそうです。←私ももちろんこの過程を通ってきましたよ~(^^ゞ

ところが、人生にすご~く役立つこの「肯定的思考」ですが、2段階の人間意識から3段階の神意識への移行では邪魔になるのです!究極の真実は、否定的思考の中にも肯定的思考の中にもなく、それらを越えているからだそうです。○○が良いという認識には、その逆は悪いという対極が立ち上がってしまうのですね。結局「いい悪い」はものの見方・ものさしであって、事実でも真実でもないのです。

いいも悪いも超えた世界って、想像出来ます?私は偶発的に何度かそういう体験をしたことがあるのですが、本当にやすらぎというか静けさというか、何も問題がないんです。でも、単なるボ~ッとしているわけではなく、事実と解釈は完璧にバシバシ仕訳けることが出来るのです。しかし…思考が回り始めるやいなやドラマや妄想が始まり、真実からかけ離れてしまうんです。よく「悟りとはそのままを見ること」だと言われますが、思考の眼鏡、知識の眼鏡を通さずにそのまんまを見ることの難しさよ…ですね。

続きはまた明日~ ( *´艸`)

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この記事を書いた人

福井てるこ

20代はプロの舞台俳優として全国を回り、33歳から鍼灸の道に入る。