S・K様 悪性リンパ腫 60代 女性
今回は、初回から二週間たった二回目です。
年齢退行というものをして、現在の自分の価値観(信念)の元を探っていきました。
<実際のセッション>
二回目なので、スムーズに催眠状態に入っていきました。
辛いと思った場面に行きましょうと言われると、
母親の葬儀の場面が見え、集まっているお客様たちも見えました。
福井さんが、お父さんの中に入ってみましょうと言うと、
もうどうしていいいかわからないほど取り乱している父親の感情を感じました。
次の辛い場面に行くと、今度は弟の葬儀の場面でした。
とても悲しく、弟を支えてあげられなくて悔んでいる気持ちが甦ってきました。
福井さんが、弟さんを呼んでみましょうと言うと、
亡くなった弟が現れて
「僕はもう生まれ変わっているから、何も心配しなくていいよ」と、
言っているのがわかり、ホッとしました。
それから、場面が変わり、
一回目のセッションのあと10日目に嘔吐で、プルプルした透明な物を
吐いた胃袋を呼んでみました。
何を吐いたのか尋ねると、
「抗がん剤の残骸」と言っている気がしました。
また、私は左耳が聞こえにくいので、左耳さんも呼び出してもらいました。
しかし、呼んでもなかなか出てこず、
しばらくすると、エネルギーのなくなった左耳が現れました。
「いつもほったらかしにされて、元気がなくなった。少し気にかけて欲しい。」と、
言っているような気がしました。
そういえば、意識はいつも右耳に向けることが多く、バランスが取れていないことを
言っているように思えました。
また聞こえるようになりますか?どうしたらいいですか?と尋ねると
「ありがとうと言ってほしい。マッサージをしてほしい。」とのことでした。
<セッションを終えて>
からだのいろんな部分と会話できるのが面白く、また驚きでもありました。
臓器や細胞が感情を持っていて、しかも私に最大限の協力をしてくれているように
感じ、嬉しくなりました。
意識を向けたり、声をかけたり、マッサージしたり、いくらでも出来る事はあると思いました。
今は、福井さんに耳のマッサージを教わり家でもやっています。