こんにちは、てるこの部屋です。
70代の知人がこんなことを言ってくれました。
「テルさんは、心の良い、素晴らしい伴侶を与えられたとしみじみ思います・・・」
本当に泣けてきます。気づかなかったなぁ・・・自分がこんなにも幸せ者だったなんて。夫は亡くなってしまったけれど、たった22年間の結婚生活だったけれど・・・本当に愛されていたから私は充分満足です。
そして今思うのは、私の人生は外側にばかり求めていたということです。自分を愛してくれる人がいれば幸せになれると思っていたんです。もちろん、夫はいつも私を最優先にして、そして愛してくれていました。しかし・・こんなふうに・・いつかは別れがやってくるのです。愛する人が永遠に側にいてくれて、永遠に守ってくれる・・なんていうことはあり得ないんです。頭ではわかっていたけれど、体験して愕然としました。そしてそれが執着だったと、幻想を引き延ばそうとしてしがみついていたと、やっと腑に落ちました。
夫からのチャネリングメッセージで私がいちばん好きな部分は「君はこれから君と一緒に歩く時が来たんだよ」という部分です。夫は本当にそういう言い方をする人だったんです。一人はみじめとか寂しいことじゃなくて、幻想から現実へ目覚めて、真に自立していくようなことなんです。それはきっと誰もがいつかは通る道です。
22年前、新婚なのにふとよぎった予感(夫と死別した時、私の本当の人生が始まる)は現実になりました。怖かったけれど、自分が決めてきたんだなと今では理解できます。私があまりにも依存し過ぎていて、あのままではまったく人生を棒に振ってしまったでしょう。だから、これで良かったのです。自分を愛してくれる誰かを求めるのではなく、まず自分を愛することが私には必要なことだったのです。そんなシナリオを夫と私で計画してきたかと思うとワクワクしてきます。
そして、愛だけではありません。私は安心や自信までも外側に求めていたのです。マイホームを買えば不安が減り安心できるのではないかとか、講座やセミナーで知識や情報をたくさん身に付けたら自信が持てるのではないかとか。頭ではわかっていてもどうしても外側に求め続けることがやめられなかった私。夫が逝ってしまったことで、執着が外れました。外側にどれだけ求めても、そこには本当の満足がないことがハッキリとわかりました。
外側に求め続けてきた前半生と、大切なものは内側にあることに気づき、それを生きる後半生。ああ、子どもの頃から神や宇宙に願い祈り続けた人生の秘密とはこれだったのですね。私の人生は本当に激しく、そして本当に素晴らしいなと思います。計画は立ててきたけれど、結末はまだわかりませんよ(笑)結末はこれから私が考えます。だから、思いっきり楽しい人生を生きていこうと思っています(←これも計画のうちかもね~)。