「ラ・グランダム(偉大な女性)」

東京・西荻窪の治療院、てるこの部屋です。

とうとう例のシャンパンを開けました。
このブランド名のヴーヴ・クリコとは
なんと、クリコ未亡人という意味だそう。

27歳で未亡人になったマダム・クリコが
夫の事業を継承し、大胆かつ革新的に
品質に妥協せず、シャンパーニュを透明にし
さらにロゼのシャンパーニュも誕生させます。
同業者もその貢献を認め、
ラ・グランダム(偉大な女性)」と
彼女を呼ぶようになりました。

以来、葡萄の出来の良い年だけに作られる
プレステージ(最高峰)のシャンパンを
「ラ・グランダム」と名付けているのだそう。
ななんと!それを頂いてしまったのです!
昨年秋から通って頂いている患者様が
亡き夫の「妻にシャンパンをあげてください」
というメッセージ?を受け取ったのだそうです。

夫は図々しくも普通のヴーヴ・クリコではなく
妻は困難な道を歩いてきたのだから
いちばんいいのにしてください
」と伝えてきて
それが「ラ・グランダム」だったのです。

夫の願いが患者様に通じた後、
ウォーキング中の患者様のところに
ハッピーなエネルギー体?で現れ、
「やった、やったぞ、ひゃっほー」と
言ってきたそうです。((+_+))

こういう人ですから(笑)

患者様は(ひゃっほー???)と
思ったそうですが、
まさに夫の言いそうなセリフなんです。
ああ、本当に夫はあちら側にいても
私を応援してくれているんだなと
さらに確信が強まりました。

箱まですごい!黄色のリボンを引くと・・・
くるっと回転して現れた、ぽってりしたボトル!


「きちんと自分の頑張りを認め、
10年間の苦労をねぎらい、
形としてお祝いすることが大事みたいです」
との患者様からのお言葉で
遠慮なく頂くことにしました。
筋肉反射テストをすると
夏至あたりに開けるのが最適と出たので
日頃お世話になっている方々をお呼びしました。

シャンパンの泡というものはこんなに繊細なのか!
長時間のお喋りに花が咲いた夏至パーティ

肝心のシャンパンのお味は、
何とも言えないかぐわしい香り・・・
スーッと身体に入っていく・・・
癖になってしまいそうな、そんなお味でした。
(癖になったら大変ですが~(笑)

10年前、私には恐ろしい未来しか
思い描けませんでした。
10年必死に歩いて来て・・・
もう一度やれと言われたら絶対無理ですが
通らなければならない道だったのでしょうね。

世間的には私は全く普通の人間ですが、
夫にとっては「偉大な女性」だったのかも。
これからはもう少し、いやたくさん
自分を認めていこうと思います。
きっと誰もが誰かの「偉大な人」ですね。
ありがとう、乾杯  (^_-)-☆

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この記事を書いた人

福井てるこ

20代はプロの舞台俳優として全国を回り、33歳から鍼灸の道に入る。