思い込みの思考とそれを支えている感情を手放して、ものの見方を変えるお手伝い。福井てるこです。
昨日、先輩の鍼灸院に治療を受けに行ってきました。私はこれまでにもいわゆる名人と謳われた方の治療も受けてきましたが、正直ピンと来なかったりも数多くありました。しかし、先輩の治療は私の求める刺激量や内容(心、精神、霊的なものまで含む)にドンピシャで、こういう方に巡り合ったのは本当に本当にラッキーなことなんです。
信頼出来る方の前に出るとまるで従順な子犬のように(笑)身をゆだねることが出来ます。「最近食べ過ぎなんですよ~。太ってきちゃって~。」治療院の場が整えられているので、治療に必要なことを勝手にしゃべり出してしまうんです。そして、しゃべりながら即気づきます。(ああ、私、我慢し過ぎだった。だから、夜あれこれ食べてしまうんだ~。)本当はそんなに食べなくていいんです。しかし、日中の抑えていたものが外れるとガァ~ッと食べてしまうんです。
私は割合正直なほうだし、あまり我慢しないタイプと思われている方もいらっしゃるかもしれません。しかし、夫や患者さんに対応しているだけでけっこう抑えているというか我慢していたんですね。(これは本当にただのものの見方なんです。夫に対しては優しくしなければいけないとか、患者さんに対してはいい人でいなくてはいけないとか、仕事は我慢しなくてはやっていけないとか・・それを解放していくことが重要なんです)。それが夜の食欲爆発につながっていたのです。そして太ってきたのです。胃腸にもストレスだし、太ったという精神的なストレスも加わり、これは見直さないといけないと強く思いました。
先輩はおっしゃいました。「人間は精神的なものだけではなく、肉体的にもいつも我慢しているんですよ。おしっこだって、筋肉を締めているから漏れないだけです。おしっこを出したい時に出すように実験した人がいて、おむつをつけていつでも出せるようにしたら、かなり緩んだそうです。」ひぇ~~っ、そこまではしたくな~い!
まずは自分が我慢しているということに気づくことから始めましょう。気づく・・これがスタート地点です。そして、自分がどんなものの見方をもっているから我慢をしているのか、我慢しなければならないと信じ込んでいるのか、ここを探すのです。ただ(我慢するのやめよう~)という理性、顕在意識レベルの努力でねじ伏せたって、また元の木阿弥になってしまうのです。臭い匂いは元から絶たなきゃダメって感じで、潜在意識の奥にあるムードみたいになっている自分でも気づかないメタ無意識が重要です。この部分がこの現実を創り出しているベースなのです。この日の治療も気づきがたっぷりで心も大満足でした。
そういえば、自然療法医師の石川眞樹夫先生も講座の中でおっしゃっていました。「苦労している人は太ります!」と。当時はなんでやろ~?苦労したら痩せるんじゃないかな~と思っていたのですが、苦労も我慢も似たようなもの。これは東洋医学的に言えば、氣の流れが滞っているのです。
心理的に説明すれば我慢や苦労ですが、氣(エネルギー)的に言えば、澱んでいる、止められている、止まっている状態なのです。心理的には、気づきを得て偏って固まったものの見方のフィルターを外せば、行動が変わり食べ過ぎないようになります。氣(エネルギー)的に言えば、気が流れれば血の流れ水の流れがよくなり、胃腸の疲れも早く取れて、むくみも取れ、シュッとしてくるんです。
ベテラン催眠療法家のトリシア・カエタノさんも、講座の中で言っていました。「すべてはエネルギーです。心理療法も結局エネルギーを動かすのです。」思考も感情もエネルギーですからね。問題点をはっきりさせたり、外在化させたり、別の角度から見させたり、解放したり、トリシアは鮮やかにエネルギーを扱っていました。私は心理的霊的なものも扱いながら、エネルギーの流れにもっと着目するセラピーを行っていこうと思っています。治療を受けた帰り道、なんと「痩せたい」というご依頼のメールが来ていました。降りてきたタッピングがあるので目下研究中です。
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