人生最大のストレスを感じた話

東京・杉並・西荻窪の施術室、てるこの部屋です。

ホームページのトップページを書き直しました。この秋にレベルアップし、ストレスについてより対応出来るようになったからです。詳細をご覧くださいね。

さて…私が心身にとてつもないストレスを感じたのは、まぎれもなく夫に悪性脳腫瘍が告知された頃です。2012年8月の終わり、登山で転んで頭に少しばかりの怪我をした夫は近所の懇意にしている整形外科で診て頂いたのです。しかし、そこで医師が放った言葉はまさに青天の霹靂でした(本当に医師は「青天の霹靂です!」と言い、慌ててMRIを再度撮り直したほどです)。

(これは夢じゃないのか?きっと夢に違いない)と思うほど信じられないくらいの出来事でした。手術をしないと夫は数か月でホスピス…手術しても数年で再発は免れないだろう…仕事はもちろん出来なくなる…手術の後遺症で目が見えなくなる可能性、認知機能も低下し、感情も薄くなる…そして私のこともわからなく可能性がある…。(ああ、どうして私たちにこんなことが起こってしまったんだろう)不安や恐怖、悲しみ、やり場のない怒りに私の心身は圧し潰されそうでした。

その頃心の苦しみはもちろんですが、私の身体の変化でいちばん顕著に現れたストレスが汗です。朝目覚めると、パジャマにしていた薄いグレーのTシャツ全体の色が濃くなっているんです。何だろう?とよく見てみると、なんとそれは自分の汗でした。布団にも人の形にグッショリ染み込んでいました。人間がこんなにも大量の汗をかけるのか?とびっくりするくらい毎晩かきました。それだけ汗をかいていればおしっこは出ないだろうと思うのですが、それもなぜか大量に出るのです。夫の命の危機に際して、私の身体は急激にバランスを崩してしまったのでした。

(このままでは私まで病気になってしまう!)自己免疫疾患のような病気になりはしないかと心配しましたが、今ならばわかります。想定外の危機に際して、私の身体はああいう形で私を守ってくれたのです。ああいう形でバランスを取り戻そうとしたのだと思います。異常な汗は2週間ほどで収まりました。

さて…今日は「ストレス」について書いていきたいと思います。「旦那がストレスだ」「仕事が忙しくてストレスだ」などと私たちはよく使いますが、実はこれはちょっと間違えているんです。私達は不快な刺激の方をストレスと呼びますが、不快な刺激によって生じる反応の方が元来のストレスです。不快な刺激のこと、つまり旦那さんの言動や仕事の忙しさのような原因はストレッサーと言います。

そして、ストレスつまり心身の緊張状態やありがたくない反応は、なんと嬉しいことが原因(ストレッサー)になる場合もあるのです。結婚や出産、家を購入するとか、昇進とか、そういったことでも起こりうるのです。

ストレスとは私たちが生き延びるために(死なないために?)状況に適応するための反応だとも思えます。しかし、長引くと辛いですよね。当院では伝統的な施術ストレス(緊張状態や心身の不快な反応)を軽減し楽にしていきます。そして、筋反射テストでストレッサー(原因)を見つけ、排除するようアドバイスさせて頂いています。健やかな人生のためにぜひ一度ご相談ください。

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この記事を書いた人

福井てるこ

20代はプロの舞台俳優として全国を回り、33歳から鍼灸の道に入る。