東京・西荻窪の治療院、てるこの部屋です。
患者さんががっかりされたんです。
きっかけは、長年の悩みであった
ご自分の信念が取れないと出たからです。
これまでも何年もセラピーを学び、
また様々なセッションを受け続け、
ご自分を変えたいと頑張ってこられた方です。
それがあっさりと「取れません」と
筋肉反射テストで出たのです。
(通常は取れると出るし、取ります!)
私もびっくりしました。
なんと言っていいのか、言葉に詰まりました。
![](https://fukui-hypno.com/1fr-l16oe3wx/wp-content/uploads/2020/04/869f4b7c493ce429118db6e0ed3fcf6e.jpg)
私が行った筋肉反射テストによれば
今の自分を受けいれなさいと出ました。
この人生では取る必要はないとも出ました。
それを味わい尽くすことが魂の計画のようです。
まるで幼な子のように涙を流すその方に
私は話しかけました。
「素敵で立派な自分になりたいと
追い求め続けるのが人間の性ですが、
今のままでは嫌だというその部分を
抱きいれるしかないのではないでしょうか」
と生意気にもお伝えしました。
誰もが持っている自分の見たくない部分・・・
それこそが、目覚めの鍵のような気がします。
陽ばかりにしようとするのではなく、
(それは絶対無理!陰と陽はセットだから!)
陰を抱きいれると、今いるステージは
終了すると私は思っています。
![](https://fukui-hypno.com/1fr-l16oe3wx/wp-content/uploads/2018/03/34a08f6f3922664e8367a9520b1187df_s.jpg)
患者さんが絶望した日、
それは努力や頑張りの臨界点に達した日です。
自我が(お手上げだ、もう何も出来ない)と
完全に理解した日です。
やり尽くさないと正しく絶望出来ないのです。
たくさん頑張ってきたからこそ、
完全に打ちのめされ、現状を受け入れることが
出来るのです。
私たちは、愛されるためには
優れた良い人間にならなければと
思い込んでいますが、
そんな幻想を超えるには
正しく絶望するしかありません。
(中途半端な希望は自我の専売特許です)
そして・・・
どんな時でも、どんな自分であっても
この宇宙はいつでも両手を広げて
私たちを抱きいれているのです。
そこに条件は何一つありません。
それを本当に知るために
私たちは手ぶらになるしかないのです。
自我は、地位や名声・お金・良い性格や仕事
価値あるものを何でも多く集めたがります。
しかし、恐ろしいことに
真我はすべてを手放せと促すのです。
(これは準備が整わないと出来ないんです。
だから、サレンダーって恩寵なんです。)
絶望記念日を迎えたその方は今
神の御手に抱かれていることでしょう。
私は今日も一人で祝杯です (*^。^*)
皆様はもちろん自我の願望を
叶えるために当院に
いらっしゃいますが、
上記のように真我の願望を
叶えてしまうことがあります。
これはなかなか出来ない
素晴らしいことだと私は思います。