朝一番の感謝

東京・杉並で美座療法をしている施術室、てるこの部屋です。

患者様から素敵なお話を伺いました。大学生になるお嬢さんは、朝目が覚めるとすぐ感謝するのだそうです。
・今日もまた朝が来たこと
・生きていること
・手が動くこと
・足が動くこと
・ご飯を食べられること

その他あらゆることに自然に感謝してしまうのだそうです。

私もさっそく真似させて頂いています。目が覚めた瞬間に布団の中で手を合わせてしまうんです。思考があーだこーだ言い始まる前にやるんです。そして(今日も目が覚めたこと、生きていること、健康なこと、仕事が出来ること……)など思いつく限り感謝します。そんな日は(ヤッター!!)って感じです。

しかし、いつでも出来るわけではなく、ぼ~っとしたまま起きてしまうこともあります。そういう時は(早くシャワー浴びなきゃ、今日は何やるんだったっけ?朝ご飯は何食べようかな?飲み物は?ええっと、ええっと……)と先へ先へと急ぐような思考に引っ張られてしまいます。今こここの瞬間を味わうことが全く出来ません。無意識的な思考は中立~ネガティブ系が多く、焦り気味なムードにあっという間に染まってしまうんです。普通はこんな感じだと思います。

感謝するということは意識的でなければ出来ないのです。自分にとって何かいいことをしてもらったからお礼を言うことだけが感謝ではないんです。本当の感謝はそういうレベルではないのだと思います。

私たちは与えられているものはあっという間に「当たり前」になってしまいます。つまり「ない」ものになってしまうんです。私たちの思考は「ある」ことに気づけなくなるんです。私たちが目覚めていくには「ある」ことにどれだけ気づけるかなのだと思います。それにはたぶん心の訓練が必要なんです。私たちの潜在意識には不足や欠乏感の感情や思考が強く刷り込まれているからです。それらが嘘だと見抜き、私たちの本質は実は「豊かさ」だったと認識することはものすごいパラダイムシフトなんです。そういうことに一気に目覚める方も増えていますが、通常はコツコツと稽古・練習が必要だと思います(私もコツコツ派です~)。

あなたも布団の中で目を覚ました瞬間に手を合わせて感謝してみませんか?思考が始まる前にやるんです。何か1個でもいいから思いついたことに感謝してみませんか?最初はなかなか難しいです。ちょっとしたゲームと思ってもいいかもしれません。あなたの頭が猛スピードでお喋りを始める前にパッと主導権を握ることが出来れば、きっと素敵な一日になること間違いなしですよ~(^_-)-☆

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この記事を書いた人

福井てるこ

20代はプロの舞台俳優として全国を回り、33歳から鍼灸の道に入る。